「週休3日制導入へ政府議論」。ないわ~。 その2
前回の続き。
時間無いので、すこしだけ感想です。
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週休3日制は“週7日労働者”を作るため? 若新雄純氏「休日ではなく“自由に使える日”という発想に切り替えていかないと」
https://times.abema.tv/news-article/8653763
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「この点が議論の本質だとし、「選択的週休3日よりも“選抜的”週休3日がいいと思っていて、週4日で5日分の仕事が終わった人は、給料を減らさずに3日休めるようにする。今の日本は、上司が残っていたら自分も残らないといけないとか、休みが取りづらい、長い時間拘束することに給料を払うという仕組みだ。だったら、“あの人は4日きっちりやったから3日休めるらしいよ”というところを目指した方がいいと思う」と提案する。」
これが出来ないのが日本である。
週5日勤務と週4日勤務の人が混在していたときに、どうやって業務評価するのか。
日本はメンバーシップ型と言われているが、これはみんなが同じ場所に集まってワッショイワッショイするような働き方だ。
そんな働き方だから、評価方法は年功序列しかないのである。
従って、週休3日を導入するなら、ジョブ型へ移行する必要がある。これは所謂、日本版ジョブ型ではなく、本来のジョブ型が必要になる。
仮に日本版ジョブ型だとしたら、どうしても評価方法が年功序列のようになり、どれだけ滅私奉公したかが問われることになる。
つまり、ワッショイ型の滅私奉公が前提にある以上は、週休3日は肩叩きや追い出し部屋と同義ということになる。
もしも、週休3日の記事を見かけたときに、評価方法の問題について提起していなければ疑ったほうがいいと思う。
「3日の休みを違う仕事に回して、副業で労働者不足を解消しようとしているんじゃないか。結局、週7日間働く国民を作り上げようとしていると思う」
「おっしゃる通りだ。地方の中小企業は人材不足なので、そこに副業人材を持ってこようということははっきりと言っている」
週7日勤務や副業人材も、評価方法の問題がでてくる。副業を頑張って、業務評価は上がるのだろうか。
興味のある仕事なら、週7日働く人もいるとは思うが、稀であろう。ほとんどの人は、やらないと思う。
そう考えると、インセンティブの問題とも思えるが、失われた30年を過ごした人材が、そう易々と納得するとは思えない。
(*´ω`*)モキュ