「派遣労働者は一生、派遣で働け」にカチンときた。もっとちゃんと説明してほしい。
代表質問の記事を見ていて、派遣労働者についてカチンときました。
「各党代表質問 民主・海江田代表らが論戦」
http://www.news24.jp/articles/2014/09/30/04260180.html
派遣労働者について安倍総理の反論は、何を言っているのか判りませんでした。
(この記事だけでは全体が判らない為、私の解釈が間違っている場合もあります)
下記は、派遣法改正についての私の感想です。少し前に書いたものです。
「労働者派遣法の改正で思うこと」
http://bank-d.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-7b1b.html
派遣元に無期雇用されていれば、派遣先は同じ派遣労働者を
同じ場所で3年以上使えます。
もし安倍総理の言うように、正社員化を支援するもので、派遣で一生、
働くことにならないと言うなら、なぜ、3年間の期間限定にしないのか?
派遣労働者とは、【臨時的】、【短期間】だと私は思っています。
臨時的な仕事ならば、正社員を雇う必要が無いからです。
しかし、3年以上も同じ場所で働くのなら正社員でしょう。
どうみても、「正社員化を支援する」というより、【派遣に固定】だと言えます。
企業からすれば、正社員1割、派遣9割で、仕事を回すことができます。
安倍総理には、キチンと説明していただきたい。
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それは派遣する方にだって事情があるでしょう。
正社員になれるような実力を持った人間なら派遣する方の会社だって手放したくはないでしょう。
新しく開拓した会社に送り込む事だって考えられます。
それに、まともな派遣会社が増える事も大切な事だと思います。
せっかく育てた派遣社員を正社員としてとられたら派遣会社の方だって人材開発をおろそかにしかねないでしょう。
それではブラックな派遣会社しか残らないかもしれません。
それに本人が正社員になりたがらない場合はどうなのでしょう?
正社員化だけが働くスタイルではない、と考える人間だっているのですから。
もちろん正社員の誘いを防ぐような事は論外ですが、派遣会社を差別的な目で見ているのではないでしょうか(いや、差別的な目で見られても仕方のないような派遣会社もありますが)
1.派遣会社のレベルアップ
2.派遣を受けいれる会社の中途採用等への意識の改革
3.年齢ではなくスキル等の実力での給与体系
等が必要となってくるでしょう。
それらが無ければ、たとえ正社員化したとしても(会社内部で)差別的な扱いを受けかねません(サービス残業とかですね)
第一、派遣会社の方が大きい場合だってあるでしょう。
それなのに、あえて小さな会社に転職しろというのは労働者への逆差別ですよ。
働いている本人の選択の幅が出来るような制度なら良いのですが、やってみなければわからないのではないでしょうか。
投稿: みやとん | 2014年10月 2日 (木) 00時57分
みやとん様、コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりだと思います。
なかなか難しい問題ですので、この点も踏まえて今後も考えていきたいと思います。
投稿: ありあはんと | 2014年10月 4日 (土) 11時33分