安保法案の肯定派の話しは同じ内容ばかりだ。すなわち戦うか戦わないかの話しだけ。
ちょと気になったので感想です。
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「憲法に守られた平和」という幻想 葛城奈海
http://www.sankei.com/column/news/150723/clm1507230008-n1.html
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一見、正しいことを言っている様に見えるから怖いです。
また、勇ましい話しだと思います。
「自衛官募集担当者の「安保法制論議の影響で、志願者が激減している」という言葉だ。母親たちが「危ないから」と止めるらしい」とあります。
これが普通の反応だと思います。
誰もが強いわけでは無いのです。誰もが勇ましいわけでは無いのです。
本能的に危険なことを避けているのです。
例えば、草食動物は身を守るために一目散に逃げます。
例えば、弱いからこそ自然界で生延びてきた生物がいます。
イラクから帰還した自衛隊員で自殺したものがいます。日本を守るために宣誓した勇ましい自衛隊員がなぜ自殺するのでしょうか。自殺するほど辛いのは事実です。母親たちが「危ないから」と止めたくなるのは当たり前だと思うのですが。
「アンケートには、自衛官の妻から「お役に立てるなら、家族は喜んで送り出します」ともあった」とあります。
なかにはこの様に答える家族もいるでしょうが、自衛隊員は20万人います。
実際に、このように勇ましいことを(建前ではなく本音で)答える家族は何人いるのでしょうか。
なぜか戦うか戦わないかの2択になっている気がします。
外交などの他の手段を国民的議論では示してくれないのでしょうか。
なぜ戦うか戦わないかの2択から選ばなければならないのでしょうか。
どうにも強者の論理になっている気がします。
ブラック企業と同じ雰囲気がします。
例えば、「時間内に仕事が終わらないのはアナタの能力が低いからです。サービス残業でカバーするのは当然」と「宣誓したのだから日本を守るために危険な地域に行くのは当然」が同じに聞こえます。
例えば、「売れ残ったらアナタの責任だから、商品を自腹で買い取るのは当然」と「中国の軍事的な脅威が増しているため、米国を後方支援するのは当然」が同じに聞こえます。
仮にブラック企業と同じ論理ならば、憤激して受入れられない人達がいると思います。
わたしはブラック企業に過剰に反応する人間なので、安保法案には反対です。
(#゚Д゚)y-~~イライラ