8月30日のデモと、サザンのコンサートを比べるのは何故だろう。その2
前回の続きです。
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国会前デモを礼賛する異様さ 沈黙する多数の安保法案賛成は民意に値しないとは…
http://www.sankei.com/premium/news/150903/prm1509030008-n1.html
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自分と反対の意見は、読んでみると意外に面白かったりします。
「デモで国家の意思が決定されるのは絶対に駄目だ」とありますが、その通りだと思います。
あくまでデモとは、集団で自らの意思や主張を示す行為です。
ただし、その様な意見があることが示されているのだから、政治は無視できないと思います。
もし、このデモを単純に否定すると、そのエネルギーがおかしな所に行きかねません。
政治には、このエネルギーをうまく活用して社会に還元させてほしいと思います。
「デモに参加しないという圧倒的多数派の沈黙の意思表示」とありますが、サイレントマジョリティ(ざっくり言うと、異議無きは同意しているということ)のなかにも、反対派は多いと思います。
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世論調査を見ると、安保法案への賛否は、次のようなパターンになっていると思います。
1.すべて賛成
2.一部に疑問を感じるが概ね賛成。安全保障は大事
3.法案に不安を感じるが一部賛成。安全保障の議論は大事
4.すべて反対
5.そもそも、安保が判らない
賛成派は、1~3までを含めて、安保法案に賛同している人達は多いと言います。
反対派は、2~4までを含めて、安保法案に問題があると思っている人達は多いと言います。
安倍総理は「どこかの段階で決めるべき時は決めていく。これが民主主義の原則だ」と言っていましたが、どうにも決められる状態では無いと思うのですが。。。
次の記事を見るとそれがよく判ります。
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安保法制、将来の再改正目指す=松井大阪府知事
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015090300404
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あたり前の話ですが、法律とは改正できます。安保法案に反対なら、政権を取り、廃止するなり改正するなりすれば良いのです。
なぜか安倍総理は、安保法案をすこしも修正しようとしません。この法案が未来永劫と続くと思っているのでしょうか。
自民党が政権を取り続ければ可能だと思います。今までの日本が実際にそうでした。
逆に今までの日本が、問題だったのではないでしょうか。
政権交代がなく、同じ政党がずっと政権を維持すれば、成立した法律の「ゆり戻し」がありません。だからこそ、自民党は成立させさえすれば、あとは大丈夫だと高を括っているのでしょう。
その考え方が危険だとは思わないのでしょうか。(法律の内容が独り善がりに成り易い)
民主党や維新の党が良いとは思いませんが、自民党の政権が続くということは、このような弊害があることを国民には知ってほしいです。
(||´Д`)o=3=3=3 ゴホゴホ
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