バス事故を見て、改めて思ったが、規制緩和や労働環境の改悪は止めるべきだ。
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ツアーバス事故 同業の運転手に聞く 「体力的にギリギリ」「明日はわが身」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016011890070301.html
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バス事故を見て、気分が悪くなる思いでした。
もちろん、防げた事故のようにも思えますので、嫌な気分にもなります。
しかし、どこか達観したように「あぁ、またですか」という思いもありました。
アメリカの銃社会を笑えないです。日本も同等かそれ以上に酷い社会です。
さて、このバス事故を見て「行政の指導を強化すべき」などと言っている人がいたら、お笑い種です。
少なくとも、長時間労働・過度な競争社会・格差社会・自民党への支持などを容認していた大人は、恥ずべきです。
すなわち、ほとんどの大人たちは「この学生達を殺したのは自分である」と自覚すべきです。
(悲しいが、私もその大人のひとりです。このブログで自民党を批判しているが、批判が足りなかったようだ)
規制緩和や残業代ゼロ法案などを実施すれば、この様な状況はもっと酷くなるでしょう。
福島の原発事故も起こるべくして、起きました。
誰かが批判していると云うことは、何かしらの問題があるのは確かなのだから、注意を怠るべきではなかったのです。
もしくは、リスクを見える化しなければならないのに、日本の文化は、なぜか隠そうとします。
本来は、行政が公表を義務化させるべきですが、なぜか、政府はその辺りが、チャランポランです。
国民が、そのリスクを知らなければ、リスクを回避できません。消費者が自己防衛できるように、見える化すべきです。
あぁ、政府自身がマスコミに無言の圧力をかけて、情報を見せない様にしているのだから、一般企業が右へ倣いで、隠すのは当然ですよね。
この運転手がどのような人物だったのか判りませんが、生活のために働いていたのでしょう。
政府は、一億総活躍と言いますが、65才で働くと云うことは、このようなリスクを伴うのです。
昔、リゲインのCMで「24時間、戦えますか」とありましたが、この運転手も頑張って働いたのでしょう。いわゆる、企業戦士だったのかもしれません。
そして、当たり前ですが、自らが死ぬような働き方を、望まなかったと思います。
一億総活躍とは、日本の社会にリスクを撒き散らすことですか?
いやはや、酷い政治があったものです。
日本の社会は、インフラの老朽化なども進んでいるし、働く人間の高齢化も進んでいます。
両方とも脆くなっているのです。リスクが高くなり、日本中にリスクがバラ撒かれているのです。
そんなことは、すべての国民が知っていると思いますが、むしろ、リスクだらけのため、また同じようなことが起こっても、妙に達観した人ばかりになるのが嫌なのです。国民の感覚が鈍っていくのが嫌なのです。
繰り返して言いますが、行政はリスクを見える化すべきです。
そして、労働環境の規制緩和は、リスクを促進させるだけです。リスクをバラ撒くだけです。
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バス会社は、旅行代理店から安く請負わず、自分達でお客を集めたほうが良いと思うのだが。。。。。うーん、素人考えか?
(詳しく記事を見ていないので、間違っていたら、ゴメンナサイ)
(#゚Д゚)y-~~イライラ
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