安保法案で与野党の議論が出来ていないと言うが、それはマスメディアの責任だろう? 報道・ジャーナリズム・第四権力・イデオロギーがメチャクチャなんだよ。
---
社説 2016年を考える 民主主義 多様なほど強くなれる
http://mainichi.jp/articles/20160101/ddm/003/070/054000c
---
今年はじめに書くようなことでは無いが、ふと思ったので書きました。
世論調査で「安保法案は議論が尽くされていない」と言われています。
どこかのブログで、野党が細かい事ばかりを質問して議論が深まらなかったのが原因だろうと書かれていました。
これは少しおかしな話です。
野党がダメなら、与党が判りやすく説明すれば良いだけです。
国民に対して、全体像をイメージできる判りやすい説明ができていれば、与党だけで話しを進められたと思います。
しかしながら、安保法案に問題があり、何をどう説明しても、国民に不信感を与えてしまうため、判りやすい説明が出来なかったのが本当のところでしょう。
問題なのは、与党が説明を避けて、野党の質問が不十分だったところでしょうか。
さて、そうであるなばマスメディアはどうなのか?
まぁ、多くの庶民が知っているとおり、読売新聞、産経新聞が親安倍政権であり、朝日新聞・毎日新聞が反安倍政権です。
日経新聞は経済重視なのでどちらかと言えば親安倍政権です。
この中で、産経新聞と朝日新聞が右翼左翼の思想が強いように思えます。
すなわちマスメディアなのに政治家以上にイデオロギーが強いように見えます。
これは問題だと思います。イデオロギーを重視するならマスメディアとして失格です。むしろ政治団体になるべきです。
右翼左翼とよく言われます。
その他に、保守、リベラル、親米、反米、欧米、露中、富裕層、貧困層、格差社会、人種差別、原発推進、反原発、常任理事国、友愛精神、グローバル経済、移民、先進国、後進国。。。などと、これらがグチャグチャに混ぜ込まれてイデオロギーなのかなと思っています。
マスメディアは、第四権力と言われます。(マスメディア関係の語句をネットで検索した)
四権とは行政・立法・司法・報道である。
報道の原則は、取材をして裏付けを取り、事実を報道すること。
事実と意見の混在に問題がある。
イデオロギーは観念の体系である。 通常は政治や宗教における観念を指している。
ジャーナリズムの主要な役割に「権力の監視」がある。
国民の「知る権利」のために重要な役割を果たす。
イデオロギーが強いということは、自分達が考えている方向に動かそうとします。朝日新聞の慰安婦の誤報道などが良い例でしょうか?
結局は自分達の思想にあった記事を取捨選択するため、国民の知る権利が満たされないのです。
マスメディアが意見を言うことは自由だと思います。しかし、報道にイデオロギーまで持ち込むのはルール違反だと思います。ジャーナリズム精神に反しています。イデオロギーの強すぎるマスメディアは職務放棄しているようなもんです。
親安倍政権や反安倍政権だとしても、政府が喜ぶことや嫌がることを、権力の監視として報道できているのでしょうか?
イデオロギーや経済的利益に左右されてしまい、結局は、国民の知る権利に貢献できていないのではないでしょうか?
それは世間を見れば判ります。
国民はマスメディアに対して、少なからず不信感があります。国民が望む報道を、マスメディアが為していないのでしょう。
(実際には、マスメディアが意見を言うことも経済的利益に左右されることもあるでしょう。程度の問題です)
さて、最初の話しに戻りますが、なぜ議論が深まらないのでしょうか?
与党と野党で、お互いに言いたいことだけ述べていて、相手の質問に答えないのです。
答えたとしても自分達に都合の良いように答えて、質問が求めている部分をはぐらかすだけです。
それを各マスメディアが両陣営に分かれて援護射撃しています。この援護射撃もお互いに言いたいことを述べているだけで、相手の質問に答えないのです。
そのやりとりを見て、国民は「さっさと答えて、先に進めろよ」と思うのです。
今の政治は、権力を監視するマスメディアすら両陣営に分かれるため、仲介役が居ないのです。
例えば、会議で言えば議長役、試合で言えば審判役が、不在なのです。
だから、議論が噛合わないのです。それとも仕事が無くならないようにワザとまとまらない様にしているのでしょうか?
マスメディアが権力の監視役ならば、答えようとしない政治家に、答えを要求するべきだと思います。
それを怠っているから、議論が深まらないのではないですか?
最後に注意点だが、イデオロギー(右翼、左翼、保守、リベラル)という思想(世界観)は、必ずしも庶民のほうを見ていないと云うことです。庶民はこの点を忘れてはならないと思います。
(||´Д`)o=3=3=3 ゴホゴホポチッと押してくれ
ポチッと押してくれ
« 予算においてコンクリートの説明なし? なぜコンクリートの重要性を説かないのか? | トップページ | 長期休暇のときに日頃の日課をまとめて捌くのは、負組の考えだよ。人生負組のぼやき。 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 「比例区の投票先「維新」16% 立憲を初めて上回る」。維新の勢い。(2023.05.31)
- 「芳野連合会長「立民と国民、一枚岩に」」。お願いイズム。(2023.05.24)
- 「「悪意でしか承認欲求を満たせないのか」怒りの声が殺到」。人を呪わば穴二つ。(2023.05.14)
- 「「政治が悪いからテロ」の容認論を絶て」。ここまでがセット。(2023.05.01)
- 「維新がふわっと支持を拡大」。ふわっとした支持が重要。(2023.04.28)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 安保法案で与野党の議論が出来ていないと言うが、それはマスメディアの責任だろう? 報道・ジャーナリズム・第四権力・イデオロギーがメチャクチャなんだよ。:
« 予算においてコンクリートの説明なし? なぜコンクリートの重要性を説かないのか? | トップページ | 長期休暇のときに日頃の日課をまとめて捌くのは、負組の考えだよ。人生負組のぼやき。 »
コメント