政府は非正規から正規への登用を推進しているが、これによって「名ばかり正社員」が促進されないことを願う。 その2
前回の補足です。
派遣労働者から正社員にならない理由が「体力的・精神的な負担が多くなるから」とあります。
そんな労働環境で働くのは無理だという人が増えると、どうなるか?
みんな、そこそこしか働かなくなります。
すなわち、労働力が少なくなります。
本来、活用されるはずの労働力が宙に浮きます。
さらに、賃金が低くなり生活に困窮します。
結婚も子供もできなくなります。
これによって、将来の社会保障費が増えて、将来の労働力が消滅します。
つまり問題なのは、労働環境と賃金の条件が悪いと労働者がそっぽを向き、労働力が無くなるということです。
これによって負の連鎖が始まります。
いまの日本の状態がまさにこれです。
みんなが、苛烈な労働環境を避けています。
結果として、その業界は人材不足になります。
結果として、苛烈な労働環境を避けた人には、継続可能な低賃金の仕事しかなくなります。
人材教育うんぬんという話しでは無いです。
なぜか、人材教育がどうのこうと言っている人達が多いです。
その節穴の目を何とかするために、まずは、お前が再教育を受けろよと言いたくなります。
これでは、そこそこしか働かない人と、まったく働かない人ばかりになって、早晩、日本が沈没してしまいます。
ギリシャと似ていますが、もっと悪い状態です。
政府は、一億総活躍と言って、苛烈な労働環境でも働けと言っていますが、そうではなくて、7,8割の人達が働ける環境を作るのが政府の仕事だと思います。
結局は、そこそこしか働けない人が、市場から弾き出されて、労働力の喪失に繋がっているのです。
市場から弾き出されて、子供が作れないとしたらどうなるのか。
将来の労働力が消滅するわけですが、誰がその労働力を担保するのか。
闇は深まるばかり。。。ホラーだね。
(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ
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