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2016年2月 6日 (土)

財源に限りがある以上、社会保障の提供にも限界があるのだろうか。 その2

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セイフティネットを求めることと人生の備えをすること
http://blogos.com/article/158266/
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前回を、すこし補足です。

基準とかペナルティとかを設けるというのも一案かと思いますが」とあります。
基準を設けると云うのが、よく分からないのですが、要するに生活保護が必要ない人がいると云うことなのか。
自助自立が可能なのに、フリーライダーのように生活保護にただ乗りしている人がいると云うことだろうか。

確かに、生活保護の不正受給については、よく問題視されますが、不正受給の割合は約2%です。
生活保護を受ける人は、他に方法が無いから、生活保護を受けているのであって、基準を設けると云うことは、他の方法が残されている人だと思います。
自助自立が出来ないから、生活保護なのだと思います。基準を設けると云うことは、何らかの方法で自助自立できる人なので、そのような人と生活保護を受けている人を同一に扱うのは好ましくないと思います。

例えば、生活保護を受けている人の割合を見ると、高齢者が多いです。
高齢者に自助自立を求めるのは厳しいと思います。
元気な高齢者もいるとは思いますが、あくまで年齢の割に元気なだけで、若者や中年と同一視はできないと思います。

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もうひとつ補足です。

山本五十六の言葉で、次の言葉があります。
やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず

山本五十六はよく知らないのですが、この言葉は有名なので知っています。

前回のブログで「そのように制度設計しているだと思います。ただし、これは頑張れる人が前提です」と書きましたが、頑張れと言うだけでは、私みたいなバカはどうしようもないのです。
政府としては、頑張る仕組みを作り、国民が頑張ることにより、経済が活性化すると考えているのかもしれないです。
しかし、山本五十六の言葉のとおり、そう簡単な話では無いと思います。

人事制度について勉強すると分かりますが、経営者と中間管理職が、トコトン思考して、トコトン手間暇かけて、従業員にやるべき事を具体的に示すことによって、やっと、従業員のキャリアアップが図れます。
政府が色々と仕組み作りしてますが、それでは何も変わらない気がします。
やるべき事を自ら考えて、自発的に取組む人は、少数だと思います。むしろ殆んどの人達は、右往左往して困惑するだけだと思います。そのように都合よく考えるのは、お花畑もいいところです。
トコトン思考してトコトン手間隙かけることが必要だと思います。

日本の企業は、一般社員から主任、係長、課長、部長、取締役、社長などと昇格します。
これは、現場職、中間管理職、経営者とも言えます。
もしくは、プレイヤー、マネージャー、リーダーとも言えます。
当たり前ですが、これらの人達に求められる資質は違います。
しかし、日本の企業は、上記のように昇進しますので、向き不向きに関わらず、マネージャーになれます。

勤続年数だけでマネージャーにするのはどうかと思います。
営業成績だけでマネージャーにするのはどうかと思います。

プレイヤー、マネージャー、リーダーは、それぞれの役割のスキルを身に付けている必要があります。
スキルを身に付けていないのに、マネージャーやリーダーにするのは、どうかと思います。
そのような上司のしたで働く部下は、苦労すると思います。何をしていいのか判らず、どこを向いていいのか判らず、困惑すると思います。
マネージャーのスキルを習得できないのなら、その人は、生涯、プレイヤーでいいと思います。
トコトン思考してトコトン手間隙かけることが、出来ない人は、マネージャーやリーダーには向いていないと思います。
求められているスキルが違うのです。

前回のブログで書いた、自助自立の仕組みを作るためには、トコトン思考してトコトン手間隙かけられるマネージャーやリーダーを増やすべきだと思います。(仕事の内容のわりには、給料のわりが合わないと嘆く人が増えるとは思いますが。。。本来、マネージャーやリーダーとはそういうものなのでしょう)

これは、政治家にも言えると思います。トコトン思考してトコトン手間隙かけられる政治家を増やすべきだと思います。

マネージャーやリーダーや政治家なら、最低限、身に付けていなければならない知識や技術や経験や実績があると思います。
人のうえに立つなら、日頃から勉強している人が望ましいし、勉強する分野を広げられる人が望ましいと思います。また、苦労知らずの人は、人のうえに立つべきではないと思います。

( ・∀・)つ旦~~

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