「ブラック社労士が必要とされる理由」。なるほど。へぇ。
すこし気になったので、感想です。
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ブラック社労士が必要とされる理由。
http://blogos.com/article/165018/
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「ブラック社労士と同じようなモノはとっくの昔から存在し、散々報道もされている。大手企業ではそれが追い出し部屋であり、外資系企業ではリストラマニュアルだ。」とあります。
なるほど。
「いかに良い商品・サービスを提供して売り上げを確保するか、ライバルに打ち勝つか、と日々頭を悩ませている所で、間違って敬語を使えない社員を雇ってしまったらどうなるか。まとも経営者であれば、そんな低次元な問題に付き合ってなんていられない、と考えるだろう。高校生のアルバイトですら出来ることも出来ず、いきなりクビにするわけにもいかず、アレコレと指導しても直らず、なんでこんな社員に時間を取られた上に給料を払わないといけないのかという状況で、クビにしたいと思うのは経営者として当然だ」とあります。
まぁ、確かにそうだと思います。
だからと言って、それに賛同するかと問われれば、ノーと言います。
この記事では、あくまで問題提起しているだけなので、反論すべきでは無いと思います。しかし、私のようなアホは、やっぱり何かしら言いたくなってしまいます。
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さて、一番言いたいことは「40歳定年を実現したいのか?」と言うことです。
解雇を議論するなら、新卒一括採用について考える必要があります。
解雇が自由なら、中途採用される環境が必要です。しかし、日本では新卒一括採用が主流のため、やはり中途採用はまだまだな気がします。そもそも、なぜ日本では新卒一括採用が主流なのだろうか。
新卒一括採用が前提としてあるならば、体力が衰えてきた40歳で解雇すれば、常に会社はリフレッシュされた状態になります。
私のような能無しは、まず間違いなく40歳でお払い箱になります。
もしくは65歳までの雇用の義務化も、有名無実化することになります。
いやはや、怖い話しです。
この記事で問題提起されているように、解雇規制には問題があると思います。
しかし、解雇が自由化されると、恣意的な解雇ばかりになると思いますので、何らかの条件や順位付けが必要になると思っています。
また、ブログでは雇用責任について触れられていますが、雇用責任を軽んじるべきではないと思います。
一応は契約なのですから、一方的な押し付けをすべきではないし、そもそも手続きを踏むこと自体は、あってしかるべきだと思います。
それに、そんなに解雇が面倒なら、従業員など雇わずに社長がひとりで働けばいいと思います。
ブラック企業などのモラルハザードをみると、むしろ雇用責任が軽んじられていると思います。もちろん、追い出し部屋などもモラルハザードだと思っています。
日本は職能給が主流ですが、これが解雇できない要因だと思います。
人材を使うときは、能力(もしくは根性論)などの判断基準が曖昧なものを用いて、なるだけ使い易くして使います。
しかし、解雇するときは、その判断基準が曖昧だからこそ、理由づけができなくなっている気がします。
解雇規制を緩和させるなら、入口(雇入れ)と出口(解雇)の基準を明確にすべきです。
何にしても、現状の解雇には問題があると思っています。
。゜゜(´□`。)°゜。
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