「消費税増税延期=社会保障を充実しない=介護離職の推奨」。このメッセージをしっかりと受取りました。
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社説 首相の増税再延期 税の議論をゆがめるな
http://mainichi.jp/articles/20160531/ddm/005/070/030000c
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「消費税増税延期=社会保障の充実しない」
以前に、「保育園落ちた。日本しね」などと言っていた人も、これで心おきなく育児に専念できます。
私も、これで心おきなく介護離職できます。介護離職の推奨のメッセージをしっかりと受取りました。
介護後の就職は難しいと言われていますので、生活保護が確定しました。
もっとも、生活保護の予算など無いでしょうから、新宿あたりで路上生活者になることでしょう。
社会保障が充実しないということは、すべてが自己責任になります。そのメッセージをしっかりと受取りました。
財布の紐を締めて、貯蓄を頑張りたいと思います。
社会保障が充実しないということは、私のように転落していく人が増えます。すなわち格差です。
格差を容認するというメッセージをしっかりと受取りました。
社会保障を充実しないということは、以下のことは推進しないということですよね?
高齢者への3万円の給付金
保育園の充実
保育士や介護士の給与アップ
給付型の奨学金
授業料の無償化
1億総活躍の看板を下すことになるわけですが、それはいつ頃の発表になるのかな?
もしかしたら、参議院選挙で社会保障の充実を謳っているかもしれませんが、でも、それは何かの間違いですよね?
むしろ、これからは削っていく方向ですよね?
これから高齢者が増えていくことを考えると、それは社会保障を縮小していくメッセージだと受取りました。
なぜなら、高齢者一人あたりの予算が減っていくからです。
少子化は対処しない、高齢化は対処しないというメッセージをしっかりと受取りました。
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【産経・FNN世論調査】全世代も野党支持層も…消費増税先送りに理解
http://www.sankei.com/politics/news/160530/plt1605300044-n1.html
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さて、案の定、世論調査では消費税増税の延期を容認している人が多いようです。
7割の人達が容認しているわけですが、とくに若い世代の容認が多いようです。
(この記事は、消費税増税の延期が「公約違反」かどうかの質問になっています)
若い世代には、社会保障というと高齢者の年金などが思い浮かぶのでしょうが、実際には子育て世代にも関係してきます。
つまりは、小児科病院であったり、出産費用であったり、児童手当であったり、学校の授業料であったりします。
子供の貧困や、教育格差の問題もあります。
最近話題の給付型の奨学金にも影響がでるかもしれません。
富裕層は、子供の教育に惜しみなくお金をかけます。これが貧富の差による教育格差や人生格差につながります。
税金による公平性が保たれないということは、社会保険料が高くなったり、学校の授業料が高くなったり、医療費が高くなったり、ましてや必要なときに病院が存在しないことにつながります。
若い世代は、可処分所得をできるだけ増やしたいと思うでしょうが、まわりまわってシワ寄せが戻ってきます。
社会保障が充実していないと、すべてが自己責任になります。つまり小児科病院を頼ることもできずに、赤ちゃんが病気にならないように祈るしかなくなります。
また、これからは18歳から投票できるようになります。
18歳の子供がいる48歳の夫婦の場合で、78歳の祖父母が介護サービスを受けていたとします。
社会保障の財源が不安定になることにより、介護サービスが削られたとしたら、妻がパートを辞めて、介護することになるかもしれません。
パート収入が無くなることにより、18歳の子供の大学の授業料が支払えなくなったらどうしますか。
さらに、給付型の奨学金もなかったら、従来の返済が必要な奨学金を頼らざる負えないことになります。
18歳の子供は、社会に出る前から借金を背負うことになるか、大学進学を諦めることになります。
荒唐無稽の話しで、こんな事が起きる可能性はかなり低いと思います。
しかし、ここで言いたかったのは社会保障の役割と所得の再分配についてです。
消費税を上げないことによって、結果として、自己責任論が推奨されます。
そのことは知っておいてほしいのです。
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「社会保障のために経済がまわらなければ、本末転倒になる」という意見もあります。
たしかにその通りなのですが、一番大切なことは経済ではなく社会がまわるということです。(←ここ大事)
経済も社会保障も、社会をまわすためのツールだということです。
社会保障を軽んじて、少子化が進行すれば、日本が衰退することになります。
そんなことは誰も望んでいないはずです。
(ちなみに最近は、出生率や出生数がすこし上がっているようですが、これって増えているわけではないです。減少幅が少し改善されているだけで、つまりは減少し続けているということです。これからは、成人女性が少なくなりますので、少子化に拍車がかかると思っています)
(*゚∀゚)=3 ムッハー!!