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2016年10月15日 (土)

「電通に立ち入り調査」。どんどんやってほしい。

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電通、労基法違反容疑で立件視野 本支社一斉抜き打ち
http://www.asahi.com/articles/ASJBG5TZ7JBGULFA03F.html
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日頃から、長時間労働に憤慨しているので、この様な立ち入り調査はどんどんやってほしいと思います。

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「残業100時間で過労死は情けない」 教授の処分検討
http://www.asahi.com/articles/ASJBC5JVHJBCULFA02L.html?iref=comtop_8_01
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長谷川秀夫教授「残業100時間超で自殺は情けない」 投稿が炎上、のち謝罪
http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/08/pro-hasegawa-talks-bout-dentsu_n_12411532.html
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この教授は「過労死等防止対策白書」に対して、
月当たり残業時間が100時間を越えたくらいで過労死するのは情けない。会社の業務をこなすというより、自分が請け負った仕事をプロとして完遂するという強い意識があれば、残業時間など関係ない。自分で起業した人は、それこそ寝袋を会社に持ち込んで、仕事に打ち込んだ時期があるはず。更にプロ意識があれば、上司を説得してでも良い成果を出せるように人的資源を獲得すべく最大の努力をすべき。それでも駄目なら、その会社が組織として機能していないので、転職を考えるべき。また、転職できるプロであるべき長期的に自分への投資を続けるべき。
と発言したらしい。そのときに、偶然に電通社員の過労自殺のニュースが流れていたもようです。
それでネットでは炎上したようです。まぁ、イラッとくる話しです。

さて、この教授を擁護する気は、さらさら無いのですが、長い人生で一度くらいは100時間の残業(今は80時間が過労死の目安だから残業80時間と言ったほうがいいか?)を経験するのも良いと思います。もちろん、次月以降は定時に帰れることが前提です。
実際に経験してみると分かりますが、私生活はメチャクチャになります。
何のために生きているのか分からなくなります。

この教授は、上記のように「自分で起業した人...(省略)」と言っていますが、そもそも労働者と起業した人(経営者)では、立場が違います。
頑張るのは労働者ではなく、経営者です。経営権を持っていない労働者が頑張っても意味はないです。労働者は与えられた役割において結果を出すだけです。それ以上でも以下でもありません。

マズローの欲求5段階説で言えば、自己実現欲求のポジションにいる人と、生理的欲求や安全欲求のポジションにいる人を、同一視しないでほしいです。
私は、この教授のように自己実現欲求のポジションまで昇華できる人は、少数だと思っています。

なぜ、日本の労働環境は耐久レースなのか?
体力ある人だけが出世する社会は健全なのか?
例えば、背の低い人は、バスケットボールやバレーボールでは不利になります(もちろん背の低い選手でも活躍している人はいます)。しかしながら、体格に恵まれないために、諦める人は多いと思います。つまりは、100時間残業することを誇るということは、ある種の差別意識を持っているということです。適材適所を無視しているということです。
そもそも、労働基準法で1日の労働時間が8時間と決められているのだから、それが標準的な人間の目安になるはずです。

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電通過労自死事件から真の「働き方」改革を考える
http://bylines.news.yahoo.co.jp/sasakiryo/20161012-00063150/
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政府が真の「働き方」改革を謳うのであれば、まずはこの法案(残業代ゼロ法案)の撤回からスタートすべきです。」とあります。
まさにこれです。

私の勝手な推測ですが、大企業では無駄に残業している社員が多いのではないのか。
それを是正するために、残業代ゼロ法案を進めようとしているのかもしれない。
(もちろん、これは好意的に見た場合です。逆に悪いほうに考えると、とにかく人件費を削りたいと考えられます)
仮に、そうだとしたら、それは大企業だけの話しであり、まったくもって迷惑な話しです。
実際の零細企業では、サービス残業を強いられている所も多々あると思いますので、残業代ゼロ法案が通ると、サービス残業が合法化されてしまいます。

長時間労働と聞くと狂いそうになりますが、すでに私の人生は狂っています。
でも、本当に狂っているのは、日本の社会です。
これから働き方改革がどうなるか判りませんが、注視したいと思います。

(◎´∀`)ノ

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