「結婚相手選べるのは25歳が曲がり角。未婚の背景分析」。なるほど。
他のブログを見ていて、気になったので感想です。
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結婚相手選べるのは25歳が曲がり角? 未婚の背景分析
http://www.asahi.com/articles/ASJBG54J8JBGUTFK00J.html
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私は、どちらかと言えば25歳結婚を推奨する者です。
結婚は個人の自由だとか、考え方が古いとか、まずは結婚しやすい環境や子育てしやすい環境を作るべきだとか言った批判がありますが、確かにその通りです。
しかしながら、その考え方が過剰になりすぎると、少子化が進行して、社会全体で見たときに弊害が大きくなりすぎます。
これだけ大勢の国民がいれば、生涯独身の人もいると思います。それは否定しません。
しかし、独身の人は老後をどうするのでしょうか?
体が動くうちは良いのですが、動かなくなったとき、もしくは頭が回らなくなったときに、八方塞になります。
介護制度を利用すれば良いと反論するかもしれませんが、制度は完璧ではありません。
余程のお金持ちでなければ、難しいと思います。
なにより、国の制度などは、時代が変わればルールも変わるのだから当てになりません。
さて、なぜ25歳なのか、それはライフステージに関わるからです。
もちろん25歳が絶対と言うわけではありません。18歳で結婚して子供ができる人もいると思います。
悲しいけど、人間は年老いていきます。年齢によって身体機能が変わります。
つまりは時間は有限だと言うことです。
35歳で結婚して子供ができると言うことは、10年分の差ができます。
この差は、何かに影響します。例えば、その子供は両親の介護が10年早まることになります。すなわち自分の子供に影響がでるということです。両親が75歳になったときに、子供が50歳と40歳では大きく違ってきます。それこそ介護離職の問題にも影響します。
また、子供が40歳だとすると、孫は15歳かそれ以下の場合が多いと思います。子供の教育費を考えると非常に厳しい状況になります。
さて、25歳なら子供を2人作ることができると思います。
子供が増えれば消費が増えるため、消費者物価指数も高まると思います。
しかしながら、一朝一夕で少子化が改善されるものではありません。
長い年月をかけて改善していくしかありません。
辛抱強く改善していけるのか?
改善後も辛抱強く維持していけるのか?
新自由主義のもとに規制緩和を実施して、国民の生活を不安定にさせたり、新自由主義のもとに苛烈な過当競争を強いて、国民の生活を奪うようなことを少しでもすれば、元の木阿弥です。
本当に政府にできるのか?
失われた20年を作ってきた、政府を信用できるのか?
(◎´∀`)ノ
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