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2016年11月 8日 (火)

「社会保障費抑制へ「自立支援介護」新設の提言案」。いやいやないない。

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社会保障費抑制へ「自立支援介護」新設の提言案
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161108/k10010759351000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001
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いやいや、違うでしょ。

社会保障費の抑制を目的に、介護保険で提供できるサービスに「自立支援介護」という枠組みを新たに設けて、高齢者の要介護度を下げた事業者の介護報酬を優遇する制度の導入を検討するよう求める提言案をまとめました」とあります。
介護保険で提供できるサービスは、入浴や排せつなど、日常生活の支援が中心で高齢者の自立支援につながっていないと指摘」とあります。

言っていることは判るのですが、これでは悪質な介護事業者が増えないか?
要介護度を下げることを重視して、利用者本位のサービスが置き去りにならないか?

本当に、要介護度を下げて自立を促すなら、事業者にインセンティブを与えるのではなく、利用者にインセンティブを与えるべきではないのか?
これでは、利用者本位ではなく、事業者本位にならないか?
事業者が利用者を選別する事態に陥らないか?

一体誰の入れ知恵なのだろうか?
これでは、介護予防にならないのではないか?
介護現場が混乱するのではないのか?

政府としては、介護給付費を削減したいのは分かります。
しかし、要介護度を下げることに固執した悪質な業者を、政府は是正措置できるのか?
悪質な業者でも、介護給付費の削減に貢献していれば、政府にとっては助かるのではないのか?
むしろ取り締まることにより、介護給付費の削減効果が薄れることを恐れるのではないか?

私は、利用者にインセンティブを与えて、事業者がその利用者のニーズを汲み取るほうが良いと感じます。
事業者は、ニーズを満たして、利用者の獲得に努めると思いますし、良い意味で介護市場が活性化すると思います。

もっとも、「利用者にインセンティブを与えた場合は、効果が薄いのではないか」と質問されると、う~んと唸ってしまいますが。。。。。。

(◎´∀`)ノ

(詳しく知らないので、トンチンカンなことを言っていたときは、ゴメンナサイ)

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