「あらゆる形態の保護主義に対抗する責務を再確認する」。う~ん?
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APEC首脳宣言「保護主義に対抗」 経済格差の解消訴え
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201611/CK2016112102000257.html
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「首脳宣言は「あらゆる形態の保護主義に対抗する責務を再確認する」と明記。「貿易や投資、開かれた市場の恩恵を行き渡らせるため、社会のあらゆる分野に働き掛ける必要がある」と経済格差の解消を訴えた」とあります。
「経済格差の解消を訴えた」と解釈しているのは、この記事です。
「貿易や投資、開かれた市場の恩恵を行き渡らせるため、社会のあらゆる分野に働き掛ける必要がある」をそのように考えていいのだろうか?
「安倍晋三首相は会議で「格差が拡大するという懸念が保護主義をもたらす」と指摘。環太平洋連携協定(TPP)脱退を掲げるトランプ次期米大統領を念頭に「自由貿易への反対は、自由貿易に背を向けることではなく、包摂的な成長をもたらすような経済政策によって乗り越えるべきだ」と訴えた。TPPについては「自由で公正なルールに基づく経済圏を創出する」と意義を強調した」とあります。
安倍総理の言っていることは、何の説明にもなっていない?
保護主義が重大な問題を引き起こすのは周知のとおりなのだが、アメリカ大統領選やイギリスEU離脱で分かった国民の怒りに対する解決策を、何も述べておらず、従来どおりの主張を繰り返しているだけです。
内容が無いから、読むだけ無駄です。
むしろ解決策を出す気があるのか、述べてほしいです。
いやいや、述べてないから、出す気がないのか。
「グローバル化による競争の激化は、勝ち組である大企業など一部に富が偏在する結果を招いた。米国など先進国でも製造業が人件費の安い海外へ流出して多くの雇用が失われ、米大統領選では格差拡大への不満が噴き出した。自由貿易体制が岐路に立つ中、世界が再び保護主義へ走らないためにも、各国が税財政改革などで富の再配分を進め、格差を是正する取り組みが急がれる」とあります。
「各国が税財政改革などで富の再配分を進め、格差を是正する取り組みが急がれる」とは、この記事が言っていることで、実際にそのようになるのか疑わしいです。
本当のところはどうなのだろうか?
まぁ、この記事だけ見ても分からないことが多いので、どうしようもないです。
格差問題が保護主義にすりかわらないことを祈ります。
(◎´∀`)ノ
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