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2016年12月12日 (月)

「氷河期世代を冷遇しておいて「技術力ある即戦力」なんて虫が良すぎる」。失笑、冷笑、嘲笑。

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氷河期世代を冷遇しておいて「技術力ある即戦力」なんて虫が良すぎる! 「おじいちゃんと新卒だけ」の日本企業
https://news.careerconnection.jp/?p=29309
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つまりは、日本は詰んでいるということです。
個別の企業では、この記事のような話しでしょうが、日本全体で考えると色々な不都合が浮かんできます。

最近は中途採用向けの合同企業説明会を回ってるんだけど、募集内容が『技術を持っていて客先での要件定義もできる即戦力』という『氷河期世代を冷遇したら定年間際の高齢者と新卒社員だけになった会社』だらけで笑うしかない。虫が良すぎませんかね?」とあります。
自分のところでの人材育成は放棄したくせに、よそが手放したのを、安く手に入れようとし、しかもフルスペックを要求する……おめでたいようなぁ」とあります。
まぁ、笑える話しです。

「そのかわり手に職をつけた人たちにとっては『35歳の壁』がなくなりつつある」という指摘もあった。しっかり技術を持っていれば、転職で年齢が障害にはならないということだ。上の世代がずるいと言ったところで過去は変わらない。企業が人手を求めている今をチャンスに変えるどうかは自分次第ではあるが、どこか納得いかないものは残るのだった。」とあります。
このような考え方もあるのでしょうが、実際に氷河期世代の非正規労働者が手に職をつけているかは疑問です。
むしろ、途方に暮れる人のほうが多いのでは?

さて、日本の不都合とは何だろうか?
例えば、人口オーナスだろうか。
他のブログで、高度経済成長期は人口ボーナス時期だったと書いてありました。
今は、人口オーナスだから、デフレ脱却は難しく、景気が良くなることも無いだろう。

団塊の世代が65歳で定年退職して、団塊のジュニア世代が40歳前後となりました。
人口の多い世代が、人生の曲がり角にいるのです。

さらに言えば、非正規労働者の婚姻率が低く、単身世帯として老後を向かえたときに、社会保障費を圧迫することは必至です。

そもそも婚姻率が低い世代は、親の介護問題に直面します。
本来、結婚して家族形成していれば、親の面倒も家族ぐるみで出来るのですが、結婚できなかった場合は子供が何とかしなければなりません。
つまりは介護離職です。
もちろん、介護保険を活用して、仕事との両立を図ることも考えられますが、たぶん無理でしょう。
それが出来るのなら、そもそも結婚して家族形成しているはずです。

政府はボランティアの活躍も期待しているようです。
例えば地域社会の隙間を埋めるためです。
しかし、そんなに簡単にいくのでしょうか?
そもそも、非正規労働者で生活に困窮している人が、ボランティアするのか?
貧困層が拡大していると言われているのに、そんな人達がボランティアするのか?
ボランティアするより、自分の生活で手一杯ではないのか?

企業や経済が人材不足や即戦力を求めているなどの問題もあるのでしょうが、そもそも土台となる社会がボロボロなんだから、どうしようもないです。
経済優先で社会を蔑ろにしてきたツケがまわってきたのです。

例えば、経済活動が広がったことにより、ファーストフード店で、安価な牛丼が食べられるようになりました。
すごいことです。それにより空いた時間で別の経済活動ができます。
でもね、私の給料では、店で牛丼を食べるより、自炊することを選びます。
なぜなら、それだけの給料しか無いからです。
こんなんで、経済が上向くのなら教えてほしいです。

(◎´∀`)ノ

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