「残業ゼロの社員に月額1万5000円の「No残業手当」」。みなし残業手当と批判されているが?
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残業ゼロの社員に月額1万5000円の「No残業手当」 スーツのはるやまが新制度導入
https://news.careerconnection.jp/?p=30140
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No残業手当と言っているが、ネットを検索してみると「これって、みなし残業だよね」とか書かれています。
「みなし残業手当」または「固定残業手当」をイメージする人は大勢いると思います。
この「みなし残業手当」は悪いイメージがあります。
ブラック企業は求人するときに「みなし残業手当」で給与額を良く見せようとしていたらしいです。
例えば、基本給16万円、みなし残業手当5万のときに、「基本給16万円+各種手当5万円 月額21万円」などと書かれていれば、1ヵ月に21万円も稼げると思ってしまいます。
しかし、実際には毎月の残業が40時間あり、その残業代を含めたものであったら、労働者側は不満を抱きます。(これの質の悪いところは、残業代を支払っているのだから40時間働けと無言の命令があるところです(というか実際に言われそうですが))
ちなみに、給与額が16万円なら、残業を40時間すれば残業代が5万円になります。従って、会社側はみなし残業手当を支払っているので、40時間まではそれ以上の支払いが不要になります。しかし、残業を41時間したときは1250円を追加しなければなりません。
みなし残業手当とは、予め見込みで残業手当を支払っているだけなので、その見込みより長い残業ならば、それに見合う残業手当を支払うことは当然と言えます。
これを支払っていないところは多いのではないか?
(似たような名前で「みなし労働時間制」があります。これは「みなし残業手当」とは違うので混同しないでください)
さて、企業イメージにも影響がでるのだから、誤解されないように報道する必要があると思います。
私は、さすがにこの報道は可哀想だと思います。報道する前に、もう少しチェックするとか何とかならなかったのだろうか。
ネットでは「みなし残業手当とは主旨が違う」と好意的に見ている人もいますが、世の中がそんな人ばかりなら、ブラック企業は蔓延しなかったと思います。
(◎´∀`)ノ
(間違っていたときはゴメンナサイ)
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