「なぜ安倍政権は勝ち続けるのか?」。世論調査は鵜呑みに出来ない。
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なぜ安倍政権は勝ち続けるのか?
http://blogos.com/article/205263/
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BLOGOSのタイトルが「支持続く"現実主義"の安倍内閣」とあったので、気になりました。
世論調査については前にも書いたが、どうにも胡散臭いです。
安倍内閣は「支持する=55%、支持しない=29%」です。
1591人中1058人が回答したので、回答率は66.4%です。
支持する人のうち「他の内閣より良さそうだから」は39%です。これを消極的に支持する人とします。
このことから、次のことが分かります。
支持する割合(消極的に支持する人を除く)22%
支持する割合(消極的に支持する人)14%
支持しない割合 19%
支持も不支持もしない割合 10%
回答しない人 33%
「他の内閣より良さそうだから」という回答は「消去法で選んでみたら安倍内閣が残った」と言っているようなものです。
つまり安倍政権を支持している人達は、50%以上もいない訳です。世論調査なんて、どうでもいいのです。
自分達だけで盛り上がっているだけです。
支持が5%上がったようですが、どの選択肢が上昇したのでしょうか?
「他の内閣より良さそうだから」が上昇したのなら、数字に意味はないと思います。
そもそも、回答率の66.4%で割り戻すと5%は更に小さくなるので、誤差の範囲にしかなりません。
全ての選択肢を並べれば、如何に国民が無関心であるか、もしくは政治の知識が無いかが分かるのではないか?
他にも保守や革新について書かれていますが、モヤモヤするだけです。
「確かに、アベノミクスは終わってしまいました。円安、株高が起こって、アベノミスクが成功したと思っている人もういらっしゃるかもしれませんが、少なくともデフレは克服できなかったし、日銀も手詰まりで、成長戦略もまだ前途多難です。
しかし国民はきっとわかっているのでしょう。しかし、それに変わるビジョンを持った政党やリーダーがいないのです。それなら安定政権であること、難しい局面での外交に精力的なことのほうが評価できます。
安倍内閣は、保守や革新というもう手垢にまみれた理想主義ではなく、現実主義の立場に立っている。だから支持されると感じるのですが、みなさまはどうお考えになりますか。
」
国民の主体性の無さや同質化によって、民主主義のエンジンが始動していないように感じます。
結局は、ジリ貧という事です。(例えば、少子高齢化などは怠慢の結果ではないか?)
国民は民主主義をどのように捉えているのだろうか。総論賛成各論反対は通用しないのです。
(◎´∀`)ノ
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