「高齢ひきこもりは「高齢者の海」に溶けていく」。その前に日本が溶けそう。
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高齢ひきこもりは「高齢者の海」に溶けていく
http://blogos.com/article/207667/
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コメント欄を見ると、批判が多いです。
私は記事に共感するので、批判が多いことに不満を感じました。
さて、書いてあることは状況の説明が多いのかなと思います。
現状がこの様になっている訳だから、批判している人も筆者を批判するよりも、制度を批判すべきです。
「「おかあさん、95才まで生きて、子どもさんの65才年金ゲットを何とか現実化させましょうね」と励ますことは日常的になってしまった」
「いまの「高齢ひきこもり」はやがて65才となり年金受給年齢を迎え、しばらくは親の貯金(その頃は95才になった母も亡くなっているだろう)で暮らしていくものの、その貯金を使い果たす5~10年後、つまりは高齢ひきこもり者が70から75才になる頃、年金をカバーするために生活保護を受給することになる
」
真面目に働いている人からすれば、このような話しにムッとするのは頷けます。
但し、このような生活が幸せかどうかは、分からないです。
結果的に、このような生活になった人に対して、私は寛容でありたいと思っています。
(むしろ、私がこのような状態になりそうです)
それに生活保護を受けるのだって、簡単ではないと思います。
不正受給もありますので、チェックは厳しいと思います。
さて、筆者の言っていることに問題があるかと問われれば、それほど問題とも思えません。
例えば、顧問弁護士が企業に対して利益を最大化するようにアドバイスするのと似ている気がします。
顧客の利益を考えたときに、使える制度があるのなら使うのは当然だと思います。
但し、実際には生活保護を受けているより、働いて稼いだお金で自由に生活したほうが良いに決まっています。
働いていた方が収入が断然に多いのだから、贅沢だって出来ます。
問題は、普通に働いても生活保護と同程度の収入しかない人です。
本来、それは政治が悪いのです。
労働市場を改善しない政治が悪いのです。社会保障を手厚くしない政治が悪いのです。
生活保護より恵まれた生活ができていないのは、すべて政治が悪いのです。
何で、みんな分かっていることなのに、そこから目を逸らそうとするのだろうか?
コメント蘭に、日本の状況(色々な問題など)を考えたときに、このような状況を継続できるのか、と云う事が書かれていました。
いやはや、「高齢者の海」に溶けるより、日本が溶けそうです。
(◎´∀`)ノ
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