働き方改革。「いい仕事」とは何か?
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「いい仕事」とは何か? 電通 阿部広太郎さんと語り合って考えたこと
http://blogos.com/article/217915/
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「この対談で良かったことと言えば、「いい仕事とは何か」という話から始まったこと。「働き方改革」はいつの間にか「残業時間減らす改革」にすり替わってしまっている。いや、これはこれで今、そこにある問題だし、向き合わなくてはならない。
ただ、「働き方を変える」なんてことを言う前に、そもそも「いい仕事」とは何か?という定義が大事だと思うのだ。これを定義しないまま、時間を減らすことの目的化(これはこれで大事だと認識していると、揚げ足をとられないために、保身のために何度も主張しておくが)では、社員が精神的に疲れるだけだ。いつの間にか、昭和の春闘みたいな話に終始し、疲れてしまう。」
うーん?
いい仕事とは、開運!なんでも鑑定団で「いい仕事してますねぇ」と言われることか?
それとも、
富裕層や投資家への配当金が増えることか?
カップラーメンやウォークマン、カラオケを開発することか?
宇宙飛行士の毛利衛のようになることか?
自衛隊員のように災害現場やPKOで活躍することか?
NPOを作って社会貢献することか?
本田宗一郎や松下幸之助のように名を残すことか?
ドラゴンボールのようにマンガ文化を発信することか?
分からないねぇ。いい仕事はひとそれぞれ違うと思います。
働き方改革なのだから、長時間労働の是正だけでなく、経済を活性化させるような話しがもっと出てもいいんじゃないかと言っている人が他にもいたと思います。
まぁ、それは分かります。
「経営戦略としての働き方改革」と言っている人もいます。つまり働き方改革とは「経営戦略の改革」と言うわけです。
まぁ、これも分かります。
とにかく、いい仕事がしたいのなら、仕事すること自体は自由なのだから、そうすればいいとしか言えない。
例えば、今流行のAIの開発がしたいのなら、そうすればいいと思います。もちろん、それ相応の実力が必要になりますが。
もしかして、長時間労働ができないから開発に支障がでるのですか?
それだったら起業すればいいのです。そうすれば24時間働けます。
結局は、企業の利益を確保するため、働き方改革ではなく、働かせ方改革になってしまうように思えます。
本当に頑張る人には、ハイリスクハイリターンが必要です。
ハイリスクローリターンの仕組みを作ろうとすれば、誰も働かなくなります。(実際に日本がそうなっているように思います)
高度プロフェッショナル制度が話題になりますが、これを聞くと働かせ方改革のイメージが強くなります。
どうにもWinWinを無視したいように思えます。三方良しを無視したいように思えます。
これは何をターゲットにして、どこに向かいたいのだろうか?
少なくとも、出来ない人に対して、いい仕事しろと指示したところで、いい仕事など出来るわけが無いのです。
また、テレワークや短時間勤務、副業、兼業、女性、高齢者などと働き方改革では言われているが、働き方は自由なのだから、そのように働きたければそうすればいいだけだと思います。
でもね、これって労働者のイメージが強くて、これで経済や産業が発展するとは思えないです。
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さて、いい仕事とは?
自動運転やAIなどが話題になります。その仕事したい人が頑張れる環境を作ればいいんじゃないか?
もちろん、その利益はその頑張った人のものです。経営者でも投資家でもないです。
その前提が整えば、いい仕事する人が増えるんじゃないか?
昔、青色ダイオードの記事があったけど、あんなの見せられたら誰も頑張らなくなります。
つまり日本は、フランダースの犬みたいになっている。
頑張っても頑張ってもパトラッシュと死ぬだけです。
_ノ乙(、ン、)_ もう疲れたよパトラッシュ。。。
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