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2017年4月18日 (火)

「学芸員はがん」。いやいや教育の場でしょ。

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山本担当相発言
現場の学芸員「事実誤認」「理解ない」

https://mainichi.jp/articles/20170417/k00/00e/040/233000c
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他のブログに、たくさん書かれているが、私もすこし感想です。
なんの狙いがあるのかと考えていたが、どうにも本当に失言ぽいな。

学芸員については、ブラタモリの番組を見ていると何やら専門家っぽい人がでてくるのだが、それと同じ類なのかなと思っています。
もしそうだとすれば、ブラタモリみたいに学芸員の魅力を引き出していないことが問題だと思えるのだが。
まぁ、このことを話題にして、博物館法の変更でも目論んでいるのかなと思っていたが、どうやら見当違いのようだ。

関西地方の文化施設で展示などを担当する30代男性は「文化財を守り伝える学芸員の使命や現場への理解がないのか。観光部門との連携は必要だが、私たちがそこに注力するのは専門領域を越える」と話す。
学芸担当の50代男性は「『いちいち構ってられない』という話。観光面を重視する文化庁の日本遺産事業も同じ発想だ」と指摘した。
また、博物館で展示を担当する40代男性職員は「学問は人に見てもらい、広げないと意味がないが、観光は学芸員だけでなく皆でやる仕事」と話した。

専門領域を超えると言っているわけで、学芸員の仕事が疎かになっては元も子もないと思います。

(この法律の目的)
第一条  この法律は、社会教育法 (昭和二十四年法律第二百七号)の精神に基き、博物館の設置及び運営に関して必要な事項を定め、その健全な発達を図り、もつて国民の教育、学術及び文化の発展に寄与することを目的とする。

博物館法の第一条に目的が記されていますが、あくまで教育が主なのでしょう。
少なくとも観光マインドではないと思います。
どうにも新自由主義が闊歩しているようだ。

そう言えば、以前にツタヤの図書館があると話題になったようだが、あれはどうなったのだろうか。

(この法律の目的)
第一条  この法律は、社会教育法 (昭和二十四年法律第二百七号)の精神に基き、図書館の設置及び運営に関して必要な事項を定め、その健全な発達を図り、もつて国民の教育と文化の発展に寄与することを目的とする。

図書館法の第一条の目的には、同じようなことが書かれています。

博物館にしても図書館にしても、さぞかし勉強熱心な利用者が集まっているのでしょう。
このような施設を利用して、学問に励み、そして社会人として、その能力を社会に還元する。
素晴らしいことではないですか。
まさに経済の活力を生み出す源泉です。
従って、観光マインドではないと思います。

まぁ、実際には人材教育の拠点として機能しているかは知らないのですが、もし機能していないのなら、それは誰の責任だろうか?
そして、このことが今の日本の体たらくに多少なりとも影響しているとしたら、本当に誰の責任だろうか?

わたし、気になります!(氷菓)

(◎´∀`)ノ

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