骨太の方針、債務残高対GDP比の安定的な引き下げを目指す?
他のブログを見ていたら、気になったので少し感想です。
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【田村秀男のお金は知っている】
財務官僚御用メディア、経済成長重視に「難癖」
http://www.sankei.com/premium/news/170617/prm1706170005-n1.html
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経済は、よく分からない素人です。
そんな素人の疑問なので、的外れなことを言っているかもしれないですが、すこし感想です。
「骨太方針について「財政健全化目標の記述が変わった」と騒ぐ。同方針は国債など借り入れ分を除く基礎的財政収支(PB)を 20年度までに黒字化し、同時に債務残高対GDP(国内総生産)比の安定的な引き下げを目指す」
よく分からないが、量的緩和と財政出動の話しのように見えます。
金融緩和でお金をジャブジャブにしても、お金が流れないじゃないかというのが、今の日本の現状だと思います。
では、財政出動で公共事業(それだけじゃないと思うが)を多くすれば、お金が流れるかといえば、必ずしもそうだとは思えないです。
PB黒字化目標を論じているが、結局はお金がスムーズに流れなければ、元に戻るだけだと思います。
量的緩和も財政出動も、どちらも主張している人達にとっては、それが真実だと思っているのではないか。
しかし、私のような庶民からすれば、金融緩和してもトリクルダウンの一番上のワイングラスが大きすぎて下には滴り落ちなかったり、財政出動してもトリクルダウンの一番上のワイングラスが大きすぎて下には滴り落ちなかったりで、どちらも目くそ鼻くそに思えるのだが、実際のところはどうなのだろうか?
そもそも、実力があってお金を稼げる人は、お金でお金を稼ぐために投資するはずです。
投資先が無ければ投資せずに貯蓄すると思います。
つまりそこでお金の流れが止まります。
投資しているのだから、お金の流れは止まらないと反論されそうですが、利益が出るところにしか投資しないのだから、市場(経済)での再分配は機能せずに格差が広がることになります。
格差が広がっているのなら、お金の流通量は減ると思います。
流通量が減れば、デフレになると思います。
アメリカのように移民が増えれば、その移民が新しく物を購入するので、市場は活性化すると思いますが、常に新しい移民が増え続けることが前提となります。
日本のように物質的にある程度、充足すると物が売れないと思います。
もちろん新しいものをどんどん生みだせば良いのですが、時間が経てば経つほど高度なものが求められるようになります。
つまり実力が求められるようになります。ますます、格差が広がります。
最初の話しに戻しますが、そもそもトリクルダウンのように一番上からお金を流しても、庶民には関係が無いのです。
主張している人達にとっては、量的緩和や財政出動は、経済を回すための手段だと思いますが、トリクルダウンをやっている限りは経済が自発的に回りだすことは無いと思います。
また、量的緩和にしても財政出動にしても、お金の量が増えるのなら、庶民が持っているお金の価値が相対的に下がります。
何だか、税金で取られているのと同じような気がします。
貯蓄してもお金の価値が下がるのなら誰も貯蓄しなくなります。
つまり、お金をすべて使うことになるため、一生働き続けることになります。
そうなって欲しいと考えている人も居るのではないでしょうか。
もっとも、日本はデフレなので、そう簡単にインフレになるとは思えないです。
量的緩和や財政出動してもトリクルダウンで止まってしまうためインフレにならないと思います。
トリクルダウンが止まらなければ良いと思いますが、果たしてそれが出来るのでしょうか。
どこからか抵抗勢力がでてくる気がします。
トリクルダウンが機能しないのなら、税金と社会保障を充実すれば良いと思いますが、国民は税金に否定的なので、税金で経済を回すのは難しいのかもしれません。
また、経済を回そうと思ったら、再分配を強化するしかないと思いますが、そうするとお金を稼いでいる人達が文句を言いそうです。
消費が盛り上がらないのなら、税金と公共事業と社会保障で経済を回すべきだと思うが、実際のところはどうなのだろうか?
量的緩和にしても、財政出動にしても、庶民の間では話題になっていないように感じます。
それは、トリクルダウンが機能しないことを庶民が既に知っており、上記で私が書いたようなことを庶民が何となく分かっているからではないでしょうか。
私のような素人が分かるのだから、他にも同じことを考える人は多いのかもしれません。
(´・ω・`)ショボーン
(私の憶測なので、鵜呑みにしないでください)
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