「「もう一度、この党を選択肢として国民に示す」と宣言した前原氏の本気度が試される。」。ん?
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【社説】民進代表に前原氏 選ばれる党へ再生急げ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017090202000135.html
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社説 民進党新代表に前原氏 「ど真ん中」の空白埋めよ
https://mainichi.jp/articles/20170902/ddm/005/070/128000c
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民進党の代表に前原氏が選ばれました。
野党再編や小池新党との接近、政権交代できる政党などと色々言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか。
さて、「もう一度、この党を選択肢として国民に示す」とあります。
国民が政治家を選ぶときに、よく言われることが良い政治家を選ぶことです。
良い政治家とは、どの様なものでしょうか。
人格に優れていて、能力に秀でている人のことでしょうか。
国民はそれぞれ立場が違えば環境も違います。
ある人にとっては良い政治家であっても、別の人にとっては辞めてほしい政治家である場合があります。
それを考えれば、利害の一致こそが国民から選ばれる条件になります。
選挙のときによく見かけるのは、より多くの国民から選ばれるために幅広い政策を掲げていることです。
これではどこの政党も似たりよったりの総花的なものになります。
例えば、保守政党が民主主義を強化していくと政策で言ったとしましょう。
同じくリベラル政党も民主主義を強化していくと政策で言います。
同じことを言っているのだから、同じ結果になりそうですが、実際には異なる結果になります。
あくまで、各々が、保守政党のための民主主義を目指し、リベラル政党のための民主主義を目指すからです。
同じように、富裕層の政治家が民主主義を強化すると言い、貧困層の政治家が民主主義を強化すると言った場合も、各々の立場による民主主義が強化されます。
もしかしたら、富裕層の政治家が、貧困層のために、民主主義を強化してくれる可能性もあるかもしれませんが、普通に考えれば、他の富裕層への配慮から、富裕層のための民主主義が強化されるでしょう。
つまり何が言いたいかと言えば、人格に優れていて良い政治家を選んでも、その政治の結果が、必ずしも自分の望んだような結果にならないということです。
このときに、その政治家の思想や考え方をよく見てください。例えば保守派なのかリベラル派なのか、富裕層なのか貧困層なのか。
良い政治家であっても、自分と考えが異なっていれば、利害は一致しないのです。
勘違いしないでほしいのですが、良い政治家を選ぶことを否定するつもりはありません。
選び方は人それぞれです。
しかし、色々な考え方に基づいて選べば、自分が望む結果に、より近づくと思いますので、できれば頭の片隅に入れておいてほしいです。
本来は、考え方が違えば、対立することは当たり前だと思います。
例えば、保守派が、話の通じるリベラルと、話しの通じないリベラルがいると言いますが、それは変な話しです。
結局、話しが通じてしまえば、それは保守派にとって都合の良いリベラルになってしまいます。
リベラルを選びたい人にとって、それはリベラル足るものなのでしょうか。
繰り返しますが、国民はそれぞれ立場が違えば環境も違います。ある人にとっては有益であっても、別の人にとっては害悪でしかない場合は往々にあると思います。
ですから、例え自分の意見が通らなくても、自分の立場を主張することには意味があると思います。
何も主張しなければ、誰にも気づかれないです。
生活に満足しているなら何も主張しなくてもいいと思いますが、主張したいことがあるのなら、主張して何らかの記録に残るようにすべきです。
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そういえば、現在の生活に対する満足度が73%あるそうです。
検索したら内閣府のサイトが見つかりました。
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国民生活に関する世論調査
http://survey.gov-online.go.jp/index-ko.html
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「・ 所得・収入の面では51.3%(「満足している」7.9%+「まあ満足している」43.4%)
・ 所得・収入の面では46.9%(「やや不満だ」34.1%+「不満だ」12.8%)
・ 資産・貯蓄の面では44.4%(「満足している」5.6%+「まあ満足している」38.7%)
・ 資産・貯蓄の面では52.4%(「やや不満だ」37.3%+「不満だ」15.1%)」
ん?
まぁ、詳しくはサイトを見てくれ、概ね満足度が高いものばかりだが、さすがに73%は信じ難い。
(´・ω・`)ショボーン
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