「ユニクロ潜入一年」「いまだにサビ残も」。何だかなぁ。
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「ユニクロ潜入一年」ジャーナリスト横田増生さんに聞く 柳井社長は「全能の神」、いまだにサビ残も
https://news.careerconnection.jp/?p=42247
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「―横田さんは2011年に『ユニクロ帝国の光と影』を発表されています。同書では、店長が残業代を支払われないままに月300時間以上も働いていることなどが暴かれていました。その当時と比べて、働き方は改善されたのでしょうか?
まず、店長に残業代が支払われるようになりました。そして労働時間の上限も、以前は月240時間だったのが、月220時間まで減らされています。
―ただ、以前も月240時間という労働時間の上限があったにも関わらず、実際には300時間以上働いている人がいましたよね。上限時間の設定が下がったとはいえ、本当に労働時間が減ったのでしょうか。
店長の労働時間が減ったのは確かだと思います。地域限定正社員といったスタッフに、店長の業務と責任が分散されるようになったからです。
ただ、今でも月220時間という上限を超えてサービス残業をしている人はいます。それは私が目視で確認しました。例えば、ある女性は、ユニクロの店舗で退勤処理をして、さらにテナントビルのゲートで退勤処理をした後に、一般のお客さんが使う入り口から入ってきて働くということをしていました。こうしたサービス残業は今でも行われています。 」
まぁ、本の宣伝みたいなので、話し半分くらいの気持ちで記事を読みました。
当時の月300時間とは、1ヵ月の所定労働時間を160時間で考えると140時間の残業だったわけです。
それが220時間だと、60時間の残業となるわけです。これを多いと見るか少ないと見るかはひとそれぞれです。
ちなみに私なら逃げ出します。
そして、未だにサービス残業が残っているようなことが書かれています。これについては、取材時期が数年前なので、すでに改善されているかもしれないし、もしくはサービス残業が拡大しているかもしれません。どちらなのかは分かりません。まぁ、わざわざ本を出すのだから、蔓延している可能性が高いのかもしれません。
服飾業界がどうなっているのか私には分かりませんが、社会にイノベーションを起こせるとは思えません。
産業の成長が止まっているとは思わないが、人材や資源を費やすことで、日本が成長できるのかは疑問に思うところです。
「―国内の店舗における長時間労働だけでなく、海外の下請け工場における労働問題についても取り上げてますね。前著でも、中国の委託工場で17歳と18歳の女性が午前8時~深夜3時まで働かされていたと暴露しています。
本書では、中国の工場に潜入取材を敢行した、香港の人権NGO「SACOM(サコム)」に取材しています。サコムは、調査員を工場に送り込み、違法な長時間残業や作業のミスに対する違法は罰金制度を告発しているんです。 」
世の中には、人を踏み台にする人と、人を育てる人がいます。
富裕層にも賞賛されるべき人がいると思いますが、侮蔑される人もいると思います。
現状のユニクロがどうなっているのかは知りませんが、少なくとも、外国においても過重労働を強いている企業に社会正義があるとは思えません。
人を踏み台にしている企業は、淘汰されるべきです。結局は社会が疲弊していくだけです。
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さて、自民党政権は経済を最優先と言っていますが、何十年も政権運営してきて、この経済状況は何なのでしょうか。
赤字国債や日銀の財政ファイナンス、ブラック企業、企業の不祥事などと目を覆わんばかりです。
そして経済を最優先にすることで、多くのものが切り捨てられたと思います。
そりゃ、働く気も失せるわ。
国民が働く気になるように「働き方改革」や「人づくり改革」を言っているのだと思いますが(私の憶測です)、何かもうどうにもならない気がします。
忖度政治を見せられて、誰が一生懸命に働くのでしょうか。
経済を最優先するとか言っていても、忖度政治を見せられたら、頑張ることが重要なのではなく、ヨイショすることが重要だと言っているようなものです。
(◎´∀`)ノ