自民党の圧勝だったのか、いやいや勝ったのは菅元総理だろう。
自民党の圧勝だったのか、いやいや勝ったのは菅元総理だろう。
私は自民党の圧勝を不合理だと叫ぶ。
しかし、菅元総理が勝って、同じように不合理だと叫ぶ者がいると思う。
どこに正義があるのだろうか。
勝った自民党に正義があるのなら、同じように、菅元総理にも正義があるのだろう。
そして、菅元総理は小選挙区で自民党を破っている。
96,713票 菅直人 立民
95,667票 土屋正忠 自民
45,081票 鴇田敦 希望
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衆院選の民意は安倍退陣=安倍政権の少数派支配を可能にする小選挙区制という魔法の装置
http://blogos.com/article/254656/
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「「全国統一区で完全比例代表制(ドント式)で465議席だったら、各党の議席数が何議席になるか調べてみた。」ものです。そうすると、自公の合計で「215議席」になりますから、3分の2どころか、過半数の233議席にも届いていないのです。なので、選挙制度さえ民主的ならば、安倍政権は退陣だったわけです。」
自民党は選挙で勝ったのかもしれないが、民意を得たとは言えないはずです。
この記事にもあるように、小選挙区制の弊害であり、死票があまりにも多すぎます。
自民党が民意を得たいのなら、民意を反映した選挙制度に変更すべきです。
過去の選挙で民意を得たものと言えば、郵政解散選挙か民主党への政権交代選挙だけだと思います。
小選挙区制は勝ち負けはハッキリするが、民意に反している部分があるため、社会の不満が鬱積し易くなります。
更に、総理の解散権が任期の総括をあやふやにするため不満を増大させます。
今回の投票率は53.68%であり、比例区の自民党の得票率が33.28%(ちなみに小選挙区は47.82%)だから、自民党の得た民意は17.86%のはずです。
しかし、獲得した議席数は281議席であり、60.43%になります。
小選挙区は、地域の意見を汲み上げるために必要だと言われます。
しかし、各議員は、選挙の公認を得るために、党首への反論を行いづらいという状況があります。
公認を得られなければ小選挙区制では死活問題であり、且つ、その政党から刺客が送り込まれる可能性があるからです。
このことを見ても、民意が反映されているとは言い難いです。
どうにも小選挙区制は、勝ち負けはハッキリするが、民意が反映されづらく日本人には馴染まない気がします。
また、死票が多くて民意が反映されにくいことは、参政権や基本的人権に反するため、違憲のような気がします。
違憲までいかなくても、憲法に抵触していると思います。
一票の格差が、毎度のように問題視されますが、民意が反映されにくい選挙制度のほうが、よっぽど問題だと思います。
まぁ、何にしても菅元総理が勝ったという現実を見なければなりません。これが日本です。
「ジャスト一分だ。いい悪夢(ユメ)は見れたかよ?」(GetBackers)
(◎´∀`)ノ
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