「高齢者の最低賃金引き下げは悪手か」。この様なことは止めてほしい。
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高齢者の最低賃金引き下げは悪手か
http://agora-web.jp/archives/2034463.html
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「国民民主・玉木代表「高齢者が同意すれば最賃以下で働ける特例必要」で物議」(https://news.careerconnection.jp/?p=58672 )について、私もブログを書いたので、この記事にも興味を持った。
簡単に言ってしまえば、私は自分の都合の良いように自分のブログを書いています。
しかし、それは国民のひとりとしての意見を主張しているだけです。
国民一人ひとりは、当然立場が違うので、人によっては利益を得たり不利益を被ったりします。
だから、自分が不利益になりそうなことや不正義になるようなことに、自分の意見を主張するのは当然だと思っています。
このことを踏まえれば、この記事において筆者が持論を述べられているのは当然だと思います。
従って、これが間違いかと言えば「間違いではない」と思う。しかし「正解でもない」と思います。
さて、前置きが長くなりました。
「どうも左翼のお友達たちは高齢者の最賃を下げると「最賃以下で労働市場に殺到する高齢者のせいでコンビニとか他のバイトも置き換えられ、日本が総貧乏になる」と連想しちゃってるようです。でも普通はそんなことにはならないはずです。理由は最賃以下の仕事と時給1200円とか1500円の仕事はまったく別の仕事だからです。
たとえばいま東京都の最賃は985円ですけど、ある日突然、時給1200円でファミレスで働いてる人のところに店長が新人連れてやってきて「紹介しよう、最低賃金で採用した新人の山田くんだ。そしておまえは今日でクビだ」みたいなことになってましたっけ?全然なってないわけです。
東京都の最低賃金985円の仕事で働いてる人はどこかにいるのかもしれませんが、それぞれ別の仕事なんだから置き換わったりはしません。そしてそれぞれの時給は市場メカニズムで決まるわけです。」
局所的には、この論理は通用すると思うが、ブラック企業で散々苦しめられた人達には通用しないと思う。
私は、ブラック企業があるかぎり、針の一穴も許してはいけないと考える。
どうにも、「失われた20年」や「ブラック企業」もしくは「弱者への負担の増加」に関することには、物申さずにはいられない。
高齢者が生きがいのために働きたいと言っているから、最低賃金以下でも働ける環境を作ると言っている。
しかし、そんなことを言っていたら、生活費のために働いている高齢者はどうするのか。
もっと過酷な労働に就けとでも言うのか。鬼か?(鬼化とか言ったら中二病っぽくて楽しいのだが)
それとも、そんな人達のために生活保護の条件を緩和してくれるのか? 社会保障を手厚くしてくれるのか?
どうにも、キナ臭いにおいがプンプンするのだが。
そもそも、これは生活保護の抑制のためだと私は思っている。
普通に考えれば、高齢者に少しでも働いてもらって、生活保護などの社会保障費を抑制させたいと考えるだろう。
しかし、私は普通に働けないのなら、そこが引退の時期だと思う。
こんなことが安易に導入されたら、なかには何も分からないまま働く高齢者もでてくると思う。
その高齢者が、体中が痛いにも関わらず何も分からず働いていたらどうだろうか。
念のために言っておくが、少子高齢化なのだから働けるうちは働くべきだと思う。しかし、それは常識の範疇での話しだ。
「・PKO法案成立で自衛隊はアジア侵略再開、第三次世界大戦へ
・輸入牛やオレンジで酪農やみかん農家壊滅
・郵政民営化で郵便ネットワーク崩壊、郵貯ぜんぶ米国に取られる
・三角合併解禁で日本企業は外資に買収され放題で日本人は奴隷に
・TPPで日本のカネも雇用も外資に取られ放題
・放射能で東京壊滅
・共謀罪で居酒屋で3人集まって政権批判しただけで逮捕
・高プロで過労死合法化
・水道民営化で水道代10倍に
・高齢者の最低賃金引き下げで労働市場に低賃金の高齢者殺到、日本全体が低賃金化 ←New!」
このような極端なことを言いだして、ちゃぶ台返しするのがテンプレートなのだろうか。
とにかく、私は人を安く使おうとうするの考え方(これを新自由主義と言うのかは分からないが)は、否定する。
経済成長とかよく言っている人がいるが、なぜ給与が高くなる流れを作らないのか。
それとも、人を安く使うことを経済成長とでも言うのだろうか。人を安く使わないと経済成長できないのだろうか。
最後に、前回も書いたが、生きがいのために働くのなら、労働者以外にも方法はあると思う。
例えば、地域ボランティアなどでコミュニティーを立ち上げたり、地域活性化に取り組んだり、いくらでもあると思う。
そちらの方に力を注いだらどうなのか。
(´・ω・`)ショボーン