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2019年1月24日 (木)

「小泉進次郎が描く公的年金「大改造計画」」。胡散臭い。

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小泉進次郎が描く公的年金「大改造計画」
人生100年時代の安全網をどのように築くか

https://toyokeizai.net/articles/-/261603
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目についたので感想です。
まぁ、自民党と言えば小泉進次郎だから、余計に気になった。

見直し後は、図を使いながら「年金の受給開始時期は、60歳から70歳まで選択できます」「年金受給を遅らせた場合、年金額が増加します(70歳を選択した場合、65歳と比較して最大42%増)」と大きめの文字で入れている。節目年齢のときの定期便と年金請求書の送付時には、「70歳で最大42%アップ」を知らせるリーフレットも同封する。

まぁ、分かる。

小泉:人生100年時代は、長く働くことが不利益にならず、一人ひとりの生き方に合わせて前向きに働くことができる環境が必要だ。その意味で、働いていて高い所得があるから、年金額はカットするという在職老齢年金制度は手を付けないといけない。

村井:年金には高齢者の所得保障という側面もあるため、高所得者の方に年金の一部を支給しないという在職老齢年金制度には一定の合理性があるのはわかる。だが、セットで考えるべきだ。
たとえば、医療・介護の保険料や自己負担の支払いを所得に応じて負担する形に整理することができれば、高所得者は年金をたくさんもらえるが、医療・介護を受けるときには応分の負担を求められるので、全体としては公平な仕組みとすることができる。在職老齢年金制度だけを取り出して、高所得者優遇というのは視野の狭い議論だ。医療・介護や税制まで含めた、トータルな負担を見ていく必要がある。

あまり詳しくないのだが、この文面だけ見れば正しいように思える。
もっとも、セットにおける負担のバランスがどうなるのかは未知数だが。

――短時間労働者や非正規労働者にも厚生年金を適用拡大していくことが検討されています。
小泉:われわれは、それを「勤労者皆保険制度」と呼んでいる。週20時間以上働いている人であれば、誰にでも厚生年金の適用を劇的に拡大していこうというものだ。それで将来、(厚生年金より給付の少ない)国民年金だけにとどまっていく人を減らしていく。勤労者皆保険制度は、人生100年時代のセーフティーネットみたいなものだ。

ん~。
非正規労働者のなかには、賃金がギリギリの生活しかできない者もいるはずだ。
その賃金から厚生年金の額が決まるわけだが、当然、賃金よりも低い年金額になる。
ギリギリの生活だった者は、年金では生活が成り立たない。

村井:横の改革としては、副業兼業の解禁があるが、勤労者皆保険制度もそれがあることによって、どこの職場に移ってもしっかりと社会保険で守られるため、労働のモビリティー促進につながる。

副業兼業とか言っているが、労災における賃金補償や残業時間の算出などの問題はクリアできたのだろうか。
副業は色々とややこしい筈だったが。

――日本老年学会・日本老年医学会は2年前に高齢者の身体状況や活動能力を科学的に検証した結果、若返り現象を確認し、高齢者の定義を65歳以上から75歳以上に見直すことを提言しました。
小泉:そうだ。前提条件が変わっているのに、変わっていないという形で議論を進めてきたのが、「歳出減か?  負担増か?」という二者択一論だ。5~10歳くらいの若返りが進んでいるのだから、それを踏まえれば、今まではできなかったアプローチがむしろ当たり前になってくる。

年齢の割には元気なだけで、例えば65歳が40歳と同じように働くことはできない。明らかに、身体能力に違いがあるだろう。

簡単な労働はAIや自動運転が代替えするだろう。
そうだとすれば、高齢者にはどんな仕事が残るのだろうか。
繰り下げ受給よりも、高齢者が働ける環境を考えることが先ではないか。
また、有能な人材なら高齢者になっても需要があるかもしれないが、凡庸なスキルしか持っていなければ働き口など無いのではないか。

日本で高齢者を含めて「あなたは何歳まで働きたいですか」とアンケートを取ると、「働ける限り働きたい」という人がいつもいちばん多い。労働を苦役と考える価値観の国とはまったく違う。働くことが前向きにとらえられる環境が絶対に必要だ。

これはよく言われることだが、実際には生活のために働いている人が多いはずである。
「働ける限り働きたい」ではなく、「生活のために働ける限り働かなければならない」となる。

このようなことを言っていると、悪いイメージを持たれると思うが、それで良いのか?

小泉:現在は上限が70歳で最大42%アップだが、1歳遅らせると約8%アップになるので、仮に71歳受給開始なら50%アップになる。有識者の間には「年齢の上限は不要」「当面は75歳まででよい」などいろいろな意見があるが、選択できる年齢の幅を広げていくことは間違いない。

「当面は75歳まででよい」という意見があるようだが、これは年金を何年間受取る想定なのだろうか?
平均寿命は、男性が81歳で女性が87歳と言われている。男性なら年金を6年間しか受け取れなくなる。
さすがにこれは期間が短すぎないか。
また、介護期間は5~10年と言われている。
これでは年金を受け取る前から、介護生活に突入していることになる。老後の旅行を楽しみにしている人の夢を壊すのか?

結局はライフプランもクソもなく、体がぶっ壊れるまで働けと言っているように思える。
話しの核心に触れずに、繰り下げ受給ばかりを強調するのは、イラッとする。

「子の戦士、うじゃうじゃ殺す、寝住」(十二大戦)
(最近は、物騒なので言葉遣いには注意したい。これは政治批判としてセリフを面白おかしく使っているだけで物騒なことを言っているのではない。これにあえて意味を持たせるとしたら、色々なパターンで国民を追い込んでいる様子を表したと受け取ってほしい)

(´・ω・`)ショボーン

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