「「景気回復なんてウソ」と叫ぶ「実質賃金厨」は頭が悪い」。くだらない。
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「景気回復なんてウソ」と叫ぶ「実質賃金厨」は頭が悪い
https://netallica.yahoo.co.jp/news/20190225-84717143-aspa
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目についたので、すこし考えてみた。
そして、もっと面白い話しが聞きたいと思った。
「共産主義者が国会の中心で、「実質賃金ガー」と叫ぶ。
愚かな連中だ。こいつら、雇い主は誰だと問いたださねばなるまい。」
私は福祉の充実を願っているが、福祉の充実を訴えていても、共産主義と言われてしまう。
そうだとすれば、福祉国家は共産主義国家となる。福祉を充実している国に対して、共産国家だと指摘してはどうか。
でも、皆、そんなこと言わない。何故だろうね?
ちなみに、私は共産主義が素晴らしいとは思っていない。一理ある程度に思っている。
共産主義は、独裁に到り、それが大量虐殺につながる可能性があるらしい。それは歴史が証明している。だから、危険視するのはもっともな話しだと思う。
しかし、だからと言って、新自由主義が素晴らしいとは思えない。
権力が集中することなど、容易に起こりえるからだ。
例えば、安倍総理が「立法府の長」と言ったりするギャグを見ても、笑えないからである。
「お気づきだろうか。平均賃金を計算するとき、その時点での失業者は計算しない。失業者が就職に成功する時、既存の労働者より初任給は低いに決まっている。
もちろん、いつまでも実質賃金が低いのは困るが、景気が回復軌道にある時に実質賃金は下がるのだ。」
失業者が就職することにより、平均賃金が下がる場合もあるだろう。
そのこと自体は否定しない。
では、6000万人いる労働者の平均賃金にどのくらい影響しているのだろうか。
それ程、影響しているとは思えない。
むしろ、気になるのは、物価が上昇していることだ。
これは商品の容量が減ったり、価格が上がっているのだから、誰の目にも明らかだ。
税金や社会保険料も増えている。
そして、一部の企業では給料が上がっているらしいが、給料が上がらないという話もある。
中小企業で働く労働者は、全体の7割と言われている。給料が上がらない人達の多くは中小企業の労働者だろう。
これだけ考えても、「景気回復なんてウソ」と言いたくなる。
また、失業者が再就職している場合は、前職よりも賃金が下がっている可能性がある。
日本はバブル崩壊以後は、ずっと不景気な印象がある。非正規労働者も増えた。
転職を繰り返して、前職よりも賃金が下がっていれば、総体的に賃金は下落しているはずだ。
人口が減少しているのに就業者数が増えているらしい。
総体的に賃金が下落しているから、今まで働かなかった人も働かざる負えなくなったのか。それは貧困化が進んでいると言えないか。
それとも、高齢者の就業が増えたのか?
高齢になっても体に鞭打って働かなければならないのか。それは、貧困と言えないだろうか。
そして、低所得の世帯が増えている。
ボーナス時期になると過去最高額と報道される。
「これって大企業などの一部の企業の話しでしょ」とよく言われる。
実際に調査の対象となっているのが一部の大企業らしいので、合点がいく話しだ。
そもそも、政権を担って、6年も経っているのだから、何を言われたとしても信じられない。
最初は調子の良いこと言って、待てど暮らせど、その効果が表われないのは、いつものことだ。
この手の話しは、トリクルダウンでウンザリしている。
そう言えば、日銀やGPIFの買取りが限界に来ていると言われている(何が限界なのか、素人の私にはよく分からないのだが)。
とても景気回復しているとは思えない。
「ちなみに、某学者は「金融だけでは景気回復はできない! 財政だ!土木にもっと予算を寄越せ!」と絶叫していた。それに対し、現日銀審議委員で、原田泰氏が反論したことがある。原田氏は、管理通貨制での財政の効果に対し最も懐疑的経済学者でもある。その原田氏が「そんなに財政をやりたいなら土木じゃなくて防衛費をやれば」と提言したが、某学者氏は一切反応しなかった。日本が強くなると困るのだろうか。もしかして、某学者氏、外国の回し者なのかもしれないが。」
ここまで来ると、意味が分からない。
私は、財政出動が良いとは思わないが、それでも防衛費よりは土木のほうがマシだと思う。
何故なら、土木のほうが国民のためのインフラと成り得るからだ。
もちろん防衛費を否定するつもりはないが、防衛費が潤沢にあっても、意味がないと思う。
必要以上の兵器や兵員など無用の長物だと思う。維持費だって馬鹿にならないだろう。
必要な額が自然と決まるものだと思う。
もっとも、土木にしてもタヌキしか通らないような道路など不要だろう。
どちらにしても、過度な予算など百害あって一利なしだと思う。
いや、一部の人達が潤うから、その人達にとっては一利あるのか。
「しかし、つくづく民主党政権は罪深い、悪夢だと思う。私は旧民主党の関係者に会うたびに苦言を呈している。「あなたたちの最大の罪は、自民党の方がマシだと思わせたことですからね」と。」
「自民党の方がマシ」というフレーズをよく見る。
なんとなく印象操作しているように感じる。
選挙のときも「よりマシな政治家を選ぶべきだ」というフレーズをよく見る。
私は「自民党の方がマシ」とは思わない。
最近は、「よりマシ」ではなく、自分にとって必要な政党なのか政治家なのかで判断するようになった。
私自身は、能力は無いし、頭の回転も悪いので、福祉を充実してくれる政党が良いと思っている。
だから、政治家の力量を見たときに自民党が優れていたとしても、私には魅力の無い政党となる。
何故なら、自民党が与党である限り、いつまで経っても福祉の充実が実現しないからである。
自民党が与党になって喜ぶのは、大企業や一部の人達だけだろうと思っている。
逆に野党は、不甲斐ないし離散集合ばかりだが、福祉の充実を謳っている政党がある。
だから、実力さえ付けば、私が願っている福祉の充実もあり得ると思っている。
繰返して書くが、私が願っているような社会は、自民党ではゼロ%だが、野党なら数%くらいの可能性はある。
だから、私は「自民党の方がマシ」とは思わない。
「よりマシな政治家を選ぶべきだ」も同じ理由で否定する。
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そういえば、統一地方選挙と参議院選挙があることから、政治決戦とか言われている。
天下分け目の決戦と言っていた人もいたかなぁ。
もしも、天下分け目の決戦なら、上手いこと言うなぁと思った。
関ヶ原の戦いで豊臣軍は味方の寝返りによって負けた。(うろ覚え)
同じように、野党の中にも寝返りする者が出てくるだろう。
や党、ゆ党、よ党とあるが、なるほど裏切りのユダの「ゆ」だから、ゆ党なのか。
まぁ、冗談はさておき。
立憲民主党と国民民主党を比較したときに、国民民主党に賛同する人達がいる。
しかし、政党支持率を見ると国民民主党の支持率は、ほぼゼロ%である。
これは、野党同士を比較すると、国民民主党は一定の支持を得られるが、全政党で比較すると、その支持した人達は他の政党に流れていることになる。
ここから考えられることは、自民党支持層が国民民主党に賛同している可能性があるということだ。
そんなことを思いながら、今年の選挙を観ていきたいなと思っている。
「心臓を捧げよ!」(進撃の巨人)
(´・ω・`)ショボーン