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2019年5月 1日 (水)

「自民党・小泉進次郎厚労部会長「政治は戦わないとダメだ」」。自称戦闘民族。

令和に改元されたが、当ブログは今までどおりの通常運転です。

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自民党・小泉進次郎厚労部会長「政治は戦わないとダメだ」
https://www.sankei.com/politics/news/190429/plt1904290010-n1.html
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自民党と言えば小泉進次郎議員なので、注目して見ていきたい。

さて、記事を読んだ感想は、一言で言えば内容が無いということだ。
すでに分かっていることがチラホラと書かれているように見える。
もっとも、政治家が発言することに意味があると言われてしまえば、それまでである。

それとも、行間を読めと云うことなのか。まぁ、私のようなアホにはよく分からない。

僕はどこまでも変化・改革なんです。現状維持に興味はない。今の日本は大きな希望もなければ大きな危機感もない。世の中は小泉を求めていないと思う。だけど僕は、このままの安定はみんなで衰退していくということだし、その先に希望はないと思っているから、変化を訴えている。それがどう受け止められるかじゃないでしょうか。

改革と言っているので、小泉進次郎議員はやる男だとアピールしているのだろうか。
それとも、改革こそが日本に必要なことだと言っているのだろうか。

国民のなかには、改悪で、散々な目にあった人がいると思う。
そんな人は、改革アレルギーになったり、改革と聞くと気分が悪くなったり、鬱になる人もいると思う。
そんな状況もあると思うのだが、それでも、敢えて、言っているのだろう。まぁ、考え方は人それぞれだ。

さて、「新時代の社会保障改革ビジョン」をざっと見てみた。
最初に気になったのは「国民起点プロジェクトチーム」という言葉だ。
これって「<自称>国民起点」なんでしょ?
なんか言葉の誤魔化しに思える。
それとも、国民起点の根拠が、何かあるのだろうか。

内容は、現状維持を主体とした提言が多いと思う。現在の体制を如何に維持するか。そのために必要なことは何か。
そんなイメージを持った。それとも私の被害妄想が極大化して、そう見えるのだろうか。
(新時代の社会保障改革ビジョンが気になる人は、自分で検索してくれ)

誤解が無いように書いておくが、20代や、これから社会人となる10代には、希望が持てる改革なのかもしれない。何故なら社会人生活が長いからだ。
これが40代以上になると、今さら人生の舵を変えることは難しいと思う。特に就職氷河期世代にとっては、今さらリカレント教育と言われても困るだろう。少なくとも、私は困る。
そもそも、40代以上はリストラ等があるため活躍できるか怪しい。教育したところで就職先が無ければ意味が無い。それとも、就職氷河期世代から、再教育にかかる費用を搾り取ろうとしているのだろうか。
もちろん、40代にも普通の人生を送っている人がいると思う。そんな人達とっては、改革と言われてもピンと来ないかもしれない。
ちなみに、30代は希望を持ている人もいれば、持てない人もいると思う。案外、家族のために、この改革を好意的に受け止める人がいるかもしれない。んっ、そう言えば婚姻率が低下しているんだった。

繰返して書くが、40代以上は今更だろう。
就職氷河期世代は1995年~2005年に社会にでた人らしい。ピークは2000年前後とも言われている。バブル崩壊は1991年~1993年と言われている。
仮に非正規労働者として25年を過ごしていた場合、25年のマイナス分を今更取り戻せるとは思えない。普通に考えれば、マイナス分を取り戻すために、これまで以上の頑張ることになるだろう。しかし、失われた20年を過ごした為、既にやる気も失われた気がする。年齢的にも、体を壊すのがオチだ。それとも体を壊すことを狙っているのか。

それよりも、爆発的に増えるであろう生活保護者を、どのように受け入れるか、その政策を示してほしい。
まさか、生活保護者が増えないと思っているのだろうか。増えるのは確実だ。
増えてから対策しても遅いと思う。就職氷河期世代の貧困も、8050問題も、ずっと前から分かっていたことだと思う。
今更、新時代の社会保障改革ビジョンを掲げても問題解決には繋がらない。むしろ、繋がらないのが分かっていて、掲げているのかと疑いたくなる。

今回、挙げたのが「第3の道(リバランス)」です。給付カットや負担増という第1、2の道だけでなく、人口減少は不可避だとの認識のもとに、長生きがリスクにならないよう、経済社会構造全体のアンバランスを正す必要がある。人生100年時代への構造改革の徹底ですね。

「第3の道(リバランス)」とあるが、これで生活保護者が減るのだろうか。どう考えても減らないと思う。
なぜリバランスなどという幻想を振りまくのだろうか。
リバランスと言うなら「一億総リバランス」と言うべきだろう。このリバランスには、たぶん富裕層や一部の人達は含まれていないと思う。
そして、貧困層がリバランスの影響を一番に受けると思う。もしも、違うと言うなら、誰が一番大きな影響を受けるのか公表すればいい。ハレーションがあるところに未来があるのだろう?

以前にも書いたが、貧困層だけが働けるうちは働くような環境になれば、能力の劣る労働者が社会に溢れることになる。それは、経済の非効率化を招くことになる。どうみても国家が衰退する。
必要なことは、優秀な能力を持っている富裕層をリバランスすることだ。優秀な能力を持っている人達が頑張らなければ、社会が発展しないと思う。
なぜ、そのことを言及しないのか。
格差が拡大すれば、優秀な富裕層が働かなくなり、能力の劣った貧困層だけが働くことになる。
それは、優秀な人材が働かないことによって国際競争力が落ちることを意味する。
そして、同時に、覆せない格差によって貧困層の労働意欲が減退するため、更に国際競争力が落ちていく。貧困層の選択肢に低賃金労働しか並んでなければ、働く気力など湧くわけがない。
社会主義国が没落したように、資本主義国も同じように没落していく。だからこそ、ノブレスオブリージュが必要なのだ。権利の上に胡坐をかいていれば、亡国の未来しかない。

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日本は「就職氷河期世代」に手を差し伸べるべき…労働者の立場弱く、OECD局長が懸念
https://www.bengo4.com/c_5/n_9579/
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似たようなことが書かれていたので、併記してみる。

また、記者からは、1990年代半ばから2000年代前半とされる「就職氷河期」に社会人となった「就職氷河期世代」について、日本政府はどう対応すべきかとの質問も出た。
スカルペッタ局長は「明らかに彼らに的をしぼっていくべきだ。投資をして、教育・訓練をしていくことが不可欠だ」と語った。

これは、記者から質問されたことに対する回答なのか。

的をしぼって教育や訓練されても困るのだが。散々っぱら、嫌な思いして、鬱になったりした人が、今更、好意的に受け取るわけがない。平成とはブラック企業が猛威を振るった時代であり、死屍累々の状況だろう。屍はどこまでいっても屍だ。それとも自称ネクロマンサーなのか。そもそも、企業が嫌がるような40代以上に何を期待しているのか。

テレビを見ていたら、若者が「これからは俺達の時代だ」と言っていた。
そうだな、私のような人生負け組は、大人しく支えられる側にまわって、これからの若者の奮闘に期待したいと思う。
平成で生まれた負担が、改元によってリセットされればラクなのだが、現実はそうではない。すべて令和に受け継がれるのだから大変である。

「挫けそう、負けそう、頑張れ俺、頑張れぇ」(鬼滅の刃)

(´・ω・`)ショボーン

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