憲法改正。「少なくとも議論は行うべきである。それが国民の審判だ」。印象操作おつかれさまです。
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安倍首相、憲法改正へ「3分の2の賛同が得られる改正案練り上げる」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00010006-wordleafv-pol
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参議院選挙の結果は、野党善戦するも与党の勝ちというところだろうか。
どうにも野党は勝ちきれないようだ。あと一歩が届かない。これが選挙を見た私の印象だった。
「安倍晋三首相(自民党総裁)は参院選から一夜明けた22日午後、自民党本部で記者会見し、「憲法改正の議論は行うべきだ」というのが「国民の審判」だと述べ、国会発議に必要な衆参3分の2の同意に向け、与野党の枠を越えた合意形成に努力していく意向を示した。」
「安倍首相が掲げる憲法改正については、改憲案を審査する国会の憲法審査会で野党側の協力が得られず、ほとんど開かれず議論が行われていないと指摘。選挙結果を踏まえて「少なくとも議論は行うべきである。それが国民の審判だ」と強調し、「野党にはその民意を正面から受け止めていただきたい」と訴えた。」
いやいや、投票率が48%なのよ。民意もクソもないだろう。
国民が政治に対してそっぽ向いているんだよ。
しかも、社会保障と景気の政策を望む声が多いことが今回の選挙でも証明された。
憲法に関心を示している人なんて、ほとんどいないではないか。
世論調査の結果を踏まえれば、相当に低いと思う。たぶん数百人に一人くらいかもしれない。
なぜなら、世論調査には、そもそも世論調査を拒否している人達がいるからだ。
これを印象操作と言わずして、何と言うのだろうか。
私は新自由主義者を警戒しているのだが、例えば憲法改正にも絡んでるかもしれない。
1匹見たら30匹はいる。。。ではないが、いたる所にいて、どこにでも入り込んでいる気がする。
そして、戦略的に自分たちの利益になるような社会環境を作り上げようとしている気がする。
つまり、与党にも野党にも、どの政党にも入り込んでいる気がする。
(まぁ、さすがに共産党にはいないと思うが)
「自民党としては、(1)自衛隊の9条への明記、(2)緊急事態条項、(3)参院選の合区解消、(4)教育の充実――といった憲法改正に向けた4項目のたたき台を提示している。安倍首相は「この(自民党)案だけにとらわれることなく、柔軟な議論を行っていく考えだ」として、「立憲民主党をはじめ、野党の皆さんにも、それぞれの案を持ち寄っていただき、審査会の場で憲法のあるべき姿について活発な議論をさせていただきたい」と呼びかけた。」
例えば、極論を言えば「(1)自衛隊の9条への明記」をすることにより、軍隊が正当化され、それを根拠に軍備を増強する流れができるかもしれない。それで喜ぶのはアメリカの軍需産業ではないのか。そして突き詰めていけば、投資家や新自由主義者の利益につながるのではないか。そんなのはまっぴらご免である。(あくまで極論)
ついでに言えば、レントシーキングもクソくらえだ。
国民が社会保障を望んでいるなら、社会保障の政策を進めるべきだ。
そのためには、社会保障の財源が必要になる。
前回のブログでも書いたが、累進課税を強化すべきだ。
財源が足りないから消費税を上げると言う前に、まずは累進課税の強化を進めたらどうだ。
低所得者にお金が流れれば、低所得者同士の間で流れるお金の量が増えるだろう。
そうすれば、景気が少しは上向く。
高所得者のお金は、低所得者の市場には流れ込まない。高所得者同士の間を回るだけだろう。
安倍総理が、相変わらず憲法改正を訴えているが、私たちは保守だとアピールしているように見える。
そこまでして、保守を強調する必要があるのだろう。どうしても、経済的リベラルと呼ばれたくないのだろう。
とにかく、政治的保守を前面に出して、経済的リベラルを隠したいように見える。
まぁ、若者には自民党はリベラル政党と認識されているのだから、隠しようもないのだが。
わたしは、非正規労働者を推し進めたことを、決して忘れない。
ブラック企業が跳梁跋扈したことを、決して忘れない。
「私、気になります」(氷菓)
(ノ*ФωФ)ノ
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