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2019年8月10日 (土)

「将来爆発する「時限爆弾」を抱えるのは団塊ジュニア世代だけでない」。不安を煽ってるのか?

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将来爆発する「時限爆弾」を抱えるのは団塊ジュニア世代だけでない
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190808-00211083-diamond-bus_all
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筆者の記事を時々見かけるのだが、いつも「う~ん」と思っていたのだが、今回はとくに引っかかったので感想です。

私は、2015年に『2040年問題』(ダイヤモンド社)という本を書いた。
同書では、若年層人口に対する高齢者の人口の比率が上昇し、その結果、労働供給や社会保障制度において深刻な問題が起こることを指摘した。
このように、人口構造の変化が引き起こす問題こそが、2040年問題なのである。
それは団塊ジュニア世代だけが直面する問題ではなく、将来の日本社会であらゆる年齢や世代が直面する問題だ。
だから、団塊ジュニア世代だけを対象として特別の政策を行っても、それで2040年問題が解決するわけではない。
新卒者一括採用という日本の雇用慣行が問題であったことは疑いない。そして、団塊ジュニア世代の人々が、この慣行の犠牲になったのも事実だ。
しかし、1990年代後半に採用が絞られたのは、日本経済が全体として落ち込んだためで企業だけの責任ではない。これは日本経済全体の問題なのである。
非正規が多く、賃金が上がらないので、老後への蓄えが十分でない。負担者が少なくなるので社会保障制度を維持できなくなる。日本社会は、このような時限爆弾を抱えている。

違うと思う。
みんなが問題を抱えていると印象づけて、みんなで解決させなければならないと印象づけているように見える。

だからこそ、私は累進課税の強化を訴えたい。とにかく、このフレーズを繰り返したい。

1990年代末の就職氷河期といわれる時代に学校を卒業した世代には、正規社員として就職できなかった人が多く、彼らが抱える問題が、いくつかの殺人事件として、日本社会に顕在化したといわれる。

しかし、就業状況や所得などについて、この世代が他の世代と異なる特別の問題を抱えているという証拠は、統計には表れていない。

う~ん?

つぎに、非正規雇用の状況を見よう。18年における非正規職員の比率は、図表5に示すとおりだ。
男女計で見ると、非正規職員の比率は、23~34歳以上は年齢が上がるほど高まる。ただし、ここには、女性の非正規率が出産・育児期に高まることの影響がある。
そこで、男だけを見ると、非正規職員の比率は、45~54歳までは年齢が上がるほど低下する。そして55~64歳になって急に高くなる。
このように、団塊ジュニア世代の非正規職員率が他の世代より高いという傾向は見られない。
非正規雇用が問題であることは間違いない。しかし、それは、団塊ジュニア世代だけの問題ではなく、すべての世代に共通した問題なのだ。

ひどい話しだ。
縦軸と横軸と言われる。つまり、現時点で全体を見る横軸と、年代毎に見る縦軸だ。
就職氷河期世代を見るなら、縦軸で見なければならない。
もちろん、全体がひどい状況なのだから、みんな同じだと言いたいのだろうが、それは違う。
20~40歳の期間を失われた20年で生きてきた人は重みは違うだろう。
非正規雇用だけでなく、ブラック企業が跳梁跋扈していたことも問題だ。
縦軸で説明していない時点で、胡散臭くて呆れる。

つぎに、世代別の所得を見よう。
図表6は年齢別年間収入を示したものだ。ここに見られる傾向は、日本の年功序列賃金体制がもたらす結果だ。
団塊ジュニア世代の人たちの所得が、他の世代のそれより格別に低いとは認められない。現時点では、年功序列賃金の影響で、他の世代よりむしろ高くなっている。
図表7に示す年齢別賃金でも、図表6と同じ傾向が見られる。

これも上記と同じで、なぜ縦軸で見ないのか。

団塊ジュニア世代については、「正規の職を得られなかったために結婚できない人が多かった。その結果、この世代の子供の数が少なくなった。このため、高齢化したときに、彼らを支える若年層人口が少なくなる」と言われることもある。
これが正しいかどうかを確かめるために出生率の推移を見てみよう。
図表8に示すとおり、顕著な変化は、1980年代に生じた急激な低下だ。1990年、95年、2005年の出生率は他の年より低くなっているが、それほど大きな差ではない。
後で見るように、出生率の低下による人口構造の変化は、将来の日本社会に大きな問題をもたらす。しかし、それは、いま見た出生率の推移から分かるように、団塊ジュニア世代に限定された問題ではないのである。
以上のように、団塊ジュニア世代で格別に非正規職員が多いとか、所得が低いとか、あるいは出生率が格別に低下したというような現象は見られない。少なくとも、統計の数字に表れるほどの大きなものにはなっていない。
この世代の人々が「就職氷河期」の犠牲になったことは間違いない。しかし、その影響は、統計の数字に表れるほどの大きなものにはなっていないのだ。

人口ピラミッドを見たときに、明らかに団塊世代と団塊ジュニア世代が突出している。
団塊ジュニア世代が他の世代と同じなら、人口ピラミッドに団塊孫世代が出来ているはずだ。
それが無いのだから、明らかに他の世代よりも出生が劣っている。
なぜ、出生率が横ばいなのかは不明だが、晩婚化が進行していることが理由かもしれない。

今年になって日本で起きた異常な殺人事件に共通性があることが、人々の関心を集めた。

さて、こんなよく分からない記事が、マスメディアから出ていること自体が、このような事件の要因になっているとは考えないのだろうか。
まるで就職氷河期世代という火に油を注いでいるようだ。

(ノ*ФωФ)ノ

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