「出生数90万人割れ…トンチンカン政府対策の何が問題なのか」。何が問題なんだろう?
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出生数90万人割れ…トンチンカン政府対策の何が問題なのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/268203
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「2019年の出生数が90万人割れすることが確実になり、過去最少になることが分かったのは昨年12月24日。2016年に100万人割れをしてから、3年たたないうちに10万人も減少したことになる。政府の推計よりも2年も早く割れ込むことになり、この非常事態に政府は頭を抱えている。」
非常事態に、頭を抱える?
何を今更言っているのだろうか。
団塊のジュニア世代が駄目だったのだから、この先100年は少子化に苦しむのではないか?
以前から、出産可能な女性の人数が重要だと言われていた。
「幼保無償化は、安倍政権の目先の人気取り施策と言わざるを得ません。確かにそれなりに意味はありますが、直接的な恩恵を受けるのは現時点で子のある家庭か、出産の準備を進めている世帯のみ。結婚を迷っている、あるいは視野にない独身世帯にとってはあまり意味のない施策です。『幼保無償化になったから子供を産もう』とはならないでしょう。もっと根本的なところに注力すべきです」
選挙対策としてやっているなら、やはり効果は薄い気がする。
自由気ままに独身を謳歌している人と、子育てに奮闘している夫婦を、比べたときに、どちらの政策が選挙に効果的なのか?
そして、施設の建設や補助金は利権が絡むから、そちらをやりたいと意気込む人がいるのではないか?
「政府や自治体は婚活パーティーや不妊治療などには力を入れていますが、そこから結婚して子供を持つという一連の流れのイメージがわかない人の方が多いのではないでしょうか。子供=お金がかかるというイメージが先行し、今は夫婦二人で暮らすほうがよりQOL(クオリティー・オブ・ライフ)が高いと思う世帯が多くなってきています。結婚し、子供を持つことが楽しい、幸せだという明確なイメージを打ち出すほうが先決だと思います。無償化も大事ですが、まずは国が先導を切り、子どもの笑顔に癒やされ、成長を見守る充実感といった子育ての楽しさを知ってもらうことを念頭に置かないと、いくら財源を投入してもその場限りで終わってしまいます」
日本の少子化問題は、婚姻率の低下が原因のように言われている。
そして既婚者の出生率は、そこまで低くないようだ。
つまり、政府のやっていることは、婚姻率の低下を、出生率でカバーするような政策なのである。
無理だろ?
婚姻率の改善と、出生率の改善を、分けて考えるべきだ。
まず、婚姻率を改善することにより、現状維持か、もしくは少子化を緩和させる。
次の段階として、出生率を改善して、子供を増加させる(人口を増加させる)。
もちろん、並行して実施してもいいと思うが、一方だけの成功では失敗に終わるだろう。
(原因の分析などの話しが出てこないことを考えると、本当に政府が頭を抱えているのか疑わしい)
では、婚姻率を改善するにはどうするのか?
分からない。
いやはや、どうすればいいのか全く分からない。
個人的に思うのは、格差が広がることにより、惨めさから社会に悲観的になることが、婚姻率を下げているような気がする。
もちろん、金銭的な問題もあると思うが、心理的な影響も大きいと思う。
(そういえば、雇用が大事とか言っていた経済の専門家がいたが、雇用ばかりを重視した結果が少子化を加速させたような気がする)
それと、ライフプランや出産における体への負担が小さい年齢期などの情報をもっと出すべきだと思う。
何を選ぶかは個人の自由だが、情報を出さないのは駄目だと思う。
また、私は、子供がいることが、老後の生活保障として一番いいと思っている。
資産があっても将来的に有効かは分からない。
何かあったときに助けてくれる人が必要だろう。
しかしながら、ネットを見ていると、子供よりも資産を重視している人が多い。う~ん?
なぜ資産を重視するのだろうか?
余談ではあるが、「女性は子供を産む機械」という言葉がある。
なんで、こんなことを言うのかなと思うのだが、その人は女性を見下しているのだろう。
女性だけでなく、他人を見下しているからこそ、そんな発言がでるのだろう。
サイコパスは、経営者や政治家、医師、弁護士など地位の高い人に多いという話しがある。
サイコパスが良い悪いと言いたいのではなく、世の中にはそんな人もいると言いたいのだ。
それを踏まえれば、世の中には、他人を見下すことしかできない人もいるということだ。
(もっとも、この発言自体がフェイクやミスリードを誘ったものかもしれないが。。。怖い怖い)