「現金給付 政府案に与党から異論 新型コロナ経済対策」。もう面倒くさい。
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現金給付 政府案に与党から異論 新型コロナ経済対策
https://www.sankei.com/politics/news/200327/plt2003270043-n1.html
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最近は有料記事が多いなぁ~と思う今日このごろ。引用できないことが多くて面倒くさい。
ついでに、現金給付に対する意見を書くのも面倒くさくなってきた。
「政府は、所得が減った一部世帯に限り、1世帯当たり20万~30万円程度を給付する案を検討しているが、27日の自民党の会議では、対象の線引きや給付の手法をめぐり異論が噴出した。一方、公明党は一定の線引きを設けた上で、1人当たり10万円を給付するよう求めている。両党は週明けにも提言を取りまとめる。」
さて、現金給付で侃々諤々(?)、それとも喧々囂々(?)なのか、まぁ、もめている。
まず、疑問なのが、これって何のために給付するものなのか?
①収入減少に対する緊急措置
②景気浮揚のための経済政策
③全員に10万円をバラ撒くことにより、国民ウケを狙った選挙対策
どうしても、③がチラつくのだが、まぁ、面倒くさいので③は横に置いておく。
①の収入減少に対する緊急措置なら、スピードが大事だ。所得制限しないほうが良いかもしれない。
しかしながら、国民から税金などを吸い上げる仕組みはあっても、国民に給付金を支給する仕組みは無い。(もしくは脆弱)
役所に行って、口座情報や身分証明書を提をするのだろうか。そんなことしたら、行列ができて、何時間も待たされる。
さらに役所が、各世帯に振込むためのシステムは存在するのだろうか。また、口座情報をデータベース化する訳だが、そんなデータベースをすぐに構築できるのだろうか。
ネットを見ていると、社会福祉協議会が実施している貸付も、色々と手間がかかるらしい。
つまり、スピードが大事と言っても、現状では難しい。商品券の案も、そんな理由が絡んでいるのかもしれない。だからと言って、商品券が良いとは思えない。
お肉券とか、お魚券とか、笑えない。北斗百裂拳(券)を喰らわして、お前はすでに死んでいると言ってやりたい。
次に、②の景気浮揚のための経済政策だが、まぁ、これは無いか。
現時点では、ネットを見ていても、生活困窮の人に現金給付すべきだと言っている意見が多いからだ。
もしも、これが景気浮揚のためのバラ撒きなら、私は反対だ。
う~ん、スピード勝負の現金給付、きつくね?
さて、全員に10万円を配るべきだと言っている人もいるが、私は、それだけのお金があるのなら低所得者に30万円配って欲しいと思っている。
そもそも、収入が高ければ貯金だってあるだろうし、生活を切り詰めれば、しばらくは大丈夫なのではないか。
何より、収入が高いということは、その人を取り巻く環境が、低所得者よりも良いということだ。
環境が良ければ、人生における貯金(現金の貯金ではない)もそれなりにあると思う。こんなときだからこそ、その人生貯金を有効活用しては如何か。
これが低所得者では、そもそも人生貯金が無い可能性がある。だから、低所得者を手厚く保護すべきだと思っている。
それに、このコロナウィルスがいつまで続くか分からないのだから、10万円では心許ない。30万円なら2~3ヵ月の余裕が生まれると思う。
それとも、毎月のようにこの問答を繰り返すつもりなのだろうか。
もっとも、早くても5月らしいので、それまでに生活保護になる人がでてしまうだろう。
政府は、所得が減った人を対象にしたいようだが、多くの人が指摘しているように、所得の減少をどうやって把握するのだろうか。
いま生活困窮に陥っている人がいるのに、時間がかかっては、あまりに的外れ(まとはずれ)な救済だ。
また、低所得者からすれば、1~2万円の収入減少でも困窮する可能性がある。それをどうやって見分けるのか。
お肉券で思うのは、海外への輸出が減っているとか言っているので、高級肉なのかなぁ。
日本人が、日常的に食べられないような高級肉を、庶民にどうしろと言うのか。
何を目的としているのか、もうブレブレ。
なんか、政局じみてきた。
だから、もう面倒くさい。
これが、国民が政治に無関心になるウルトラテクだ。
(*´ω`*)モキュ