「麻生財務大臣がついに「減税」に言及」。胡散臭い。
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麻生財務大臣がついに「減税」に言及!一方で、安倍総理の緊急対策第二弾の内容は小粒すぎる…
https://blogos.com/article/441999/
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コロナウィルスによる経済悪化や、消費税増税による経済悪化に対して、減税や経済対策を望む声が多い。
そんな中で、音喜多議員の記事が目についたので、色々と考えてみた。
「麻生大臣に改めて大型補正予算の編成と減税を求めました。しつこくやり取りを続けた結果、麻生大臣からついに「景気対策としての減税には、反対するつもりない」という発言を引き出しました。」
「やはり消費税の減税が最大のインパクトで、市場に対して明快なメッセージとなり、現時点でもっとも有効な手立ての一つです。」
コロナウィルスにより困難な状況になっている人が多いので、何らかの対策は必要だろう。
すなわち、大義名分は十分にある。。。みんな、そう思っているんだろうなぁ。
消費税を減税するのはいいが、消費税は社会保障に使われていると言われている。(もちろん建前だろうが)
日頃から、何かと言えば、社会保障費を削る話しばかりがでている。
ここで消費税を減税すれば、これ幸いとして、社会保障を削る理由ができる。
消費税を減税して景気が良くなれば、一定以上の人達は恩恵を受けると思う。
しかし、社会保障を頼りにしている人達にとっては、厳しい状況がさらに厳しくなる可能性がある。
景気が良いことばかりクローズアップされて、困窮している人は声も上げられない状況に陥るかもしれない。
平均年収を下回っている私としては、社会保障の充実を望んでいるので、どうにも懐疑的である。
また、財政問題がそのうち再浮上して、国民に何らかの負担が増えるかもしれない。それって、どうなんだ。
では、所得税の減税ならどうだろうか。
収入が一定以下の人達に限った減税ならいいが、どさくさに紛れて余計なものが混入するかもしれない。
富裕層や投資家が、濡れ手に粟みたいになったら、嫌だなぁ。
また、消費税と同じように、財政問題を口実にして社会保障を削る話しにすり替わるかもしれない。
それなら、経済対策ならどうだろうか。
去年の消費税増税のときに、6兆円の負担増に対して、6兆円の対策が講じられたと思ったが、結局は経済が悪化している。
税金はどこに消えているのだろうか。
アベノミクスも同様である。一体どこにお金は消えているのか。
物価が上がり、社会保険料などが上がり、給料が上がらない。どうなっているのか。
消費税の減税も、所得税の減税も、経済対策も、どれもこれも、胡散臭い。糞ったれだ。
このまま話しが進めば、税金がどう使われているのか分からないとか、効果があるのか分からないとか、上辺だけの景気に浮かれて何の検証もしないとか、もう、うんざりよ。
(*´ω`*)モキュ
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