「古賀茂明「支持率高い菅政権のうさん臭さ」」。若者の支持とは。
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古賀茂明「支持率高い菅政権のうさん臭さ」
https://dot.asahi.com/wa/2020112100015.html
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「ある野党支持者は私に、「菅氏は、安倍政権の官房長官で、森友学園、加計学園、桜を見る会などあらゆるスキャンダルの隠蔽に加担した人なのに、支持率が高いのはおかしい。世論調査は政権への忖度で嘘の数字を作っているのではないか」と疑念を呈していた。
こうした野党支持者の意識と世論調査結果とのギャップの背景に何があるのか。今回は、その参考になりそうな、ある男子学生の話を紹介したい。
「政治? ほとんど関心なかったけど、就活が始まるからって親に言われてワイドショーとか見るようになった。コロナで家にいること増えたしね」
「政治家で知ってる人は、9月までは安倍首相だけだったな。首相が誰かとか初めて意識したのは中2くらい。それから今までずっと安倍さんが首相だから。それ以外は知らない」
「進次郎? それは知ってる。滝クリと結婚したよね。親父が有名な政治家だったとか。歴史の教科書には載ってなかったような気がするけど」
(以下、略)」
これは分かる。これが全てだと思う。
アホな私なんて、10代、20代の頃は、政治の「せ」の字も知らなかった。
もちろん、総理大臣も中曽根総理の名前くらいしか知らなかったし、衆議院や参議院の区別もつかなかった。ダメダメです。
それが今では政治批判のブログばかり書いている。
何故か?
社会で何度も痛い目を見ると、少しづつ社会のことが分かってくる。
そして更に、政治について独学で勉強したり、調べたりするようになる。
今はネットがあるので調べることは容易だし、マスメディアが報道しないような事柄もネットに書かれていたりする。(もちろん、ネットの情報は鵜呑みにはできないが)
どうにも日本の国民は、パンとサーカスばかり配られて、政治に対するリテラシーが育まれていないようだ。
記事の内容を見ている限りでは、日本の若者は、政治に対する知識が、圧倒的に不足しているように思える。
無知のヴェールに被っているのだから、判断のしようがないのだろう。
与えられた選択肢から選ぶしかなく、選択肢のなかに正解が無いことも分からないのだろう。マジシャンの心理トリックのようなものだ。
これを踏まえれば、野党がやることは、国民の政治リテラシーを高めることのように思える。
野党は、部分的なことを話すのではなく、もっと日本全体を俯瞰したような話しをするべきだろう。
それとも、政治の全体像を話すことが出来ないのだろうか。
(*´ω`*)モキュ
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