「米国初のベーシックインカム実験に関する結果報告書が発表、その成果は......」。鵜呑みにはできない。
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米国初のベーシックインカム実験に関する結果報告書が発表、その成果は......
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/03/post-95775.php
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「米カリフォルニア州北部に位置する人口31万人超のストックトン市では、マイケル・タブス前市長のもと、市民125名を対象に毎月500ドル(約5万4000円)を24ヶ月間支給する米国初の社会実験が2019年2月に開始されている。」
「受給者は、毎月500ドルの追加収入を得ることで、よりよい給与を求めてパートタイムの仕事からフルタイムの仕事へと転職に向けた活動がしやすくなったり、失業中、交通費など、求職活動に必要な資金をまかなうことができ、就職につながりやすくなったとみられる。」
よく言われるのだが、懸念する点として、期間限定であることと、対象者を絞っていることがある。
期間限定だから、期間終了後のことも考えて、まじめに仕事を継続する。
支給を受けない労働者が圧倒的に多いから、賃金の減少(もしくは物価の変動)が発生しない。もしも減少したら、支給を受けない労働者が困ることになる。
まぁ、社会実験だから仕方がない。
すこし気になった点として、コメントの書き込みに月7万円なら子供2人の夫婦だと28万円になるとあった。
税金・社会保険料を3割と仮定すると、月40万円の給与に匹敵する。
独身では、月7万円だと暮せないが、4人家族なら月40万円だから何とかなるかもしれない。
では、子供が8人ならどうか。
10人家族だから70万円になり、給与ならば月100万円の計算になる。
ユニバーサルベーシックインカムが少子化対策になるという話しがあるが、まさにその通りだろう。
家族が多ければ、暮らしが楽になるのだから、子供をバンバン作るだろう。どこの家族も子沢山になる。
あれ?
不味いんじゃない。人口動態が崩れるよ。どこの家族も7,8人も子供を産んだら、社会が大変なことになるよ。
さて、これと同じような話しとして、男1人と女9人でも同じ理屈になる。
つまりハーレム(逆ハー然り)というものだ。
ユニバーサルベーシックインカムに賛同している人は多いようだが、みんなハーレムを作りたいのかな。(*´∀`)
まぁ、実際にはこんなアホな話しにはならないと思うが、色々と問題は出るだろう。
最後に、ユニバーサルベーシックインカムは従来の社会保障を削減せずに、そのまま所得補償することを指すらしい。
これは、社会保障を削減する話しと混同しないように、あえてユニバーサルベーシックインカムと定義したらしい。
つまり、ユニバーサルベーシックインカムと書かれていれば、従来の社会保障は変わらないと思っていいはず。
(*´ω`*)モキュ
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