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2021年3月28日 (日)

「「ジョブ型雇用」導入すれば、係長にもなれない人が続出する」。面白いなぁ。

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「ジョブ型雇用」導入すれば、係長にもなれない人が続出する
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00271/031900002/
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平社員でも給料が上がり続けたのは「性別役割分担時代の残滓」
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00271/032200004/
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まず僕が見る限り、日本型の特徴である「無限定」の雇用の仕組みは人を育てる上で、非常にうまくまわってきました。

へぇ~。

問題は、例えば35歳以降くらいで能力が上がって、課長とか部長になる人と、それ以外の人に分かれてからなんですね。能力がアップして課長、部長になった人は給与が上がる。それは当然です。でも日本型雇用だと、職能主義といって、ポストの数に関係なく昇級・昇給できる仕組みをとっているから、平社員のまま止まっている人も給与が上がるんですよ。これがおかしい。

ぷっ。

まず言っておきたいのは、ジョブ型にするなら無限定雇用をやめないといけない。

まず平社員のままだと給与が上がるということはなくなります。ジョブ型ですから。その代わり限定型になるので、本人が同意しない滅私奉公的な残業はなくなります。それから会社が勝手に異動を命じることもできません。つまり人事権を企業から取り上げることになるわけです。給与は上がらないけれども、残業は発生しませんし、異動もない。欧米型、いや、正確には「欧米のノンエリート型」にするというのはそういうことです。

こういう話しが日本で出てこないことが、欺瞞なのだ。

僕が非常に問題だと思うのは、課長になれない人たちが大企業だと950万円ぐらいの年収をもらっていることです。

では「何で950万円まで上がるの?」というと、昔の人事労務の人に聞けばみんな同じことを言います。
「それはおまえ、奥さん、子供、食わせらんねえだろう」って。つまり、夫1人で一家を食わせるという性別役割分担時代の残滓なんですよ。僕らは性別役割分担時代の残滓で、給与が上がっていることに気付くべきなんです。

この文章を読んでしまうと、筆者の言うとおり、おかしいと感じる人が多く出てくると思う。しかし、昔は「それはおまえ、奥さん、子供、食わせらんねえだろう」という貧困な時代があったという前提があるはずである。読者には、そのことに思いを馳せてほしいと思う。

労働者側に「後半戦がいけないんですよね。痛み分けにしませんか」と、ちゃんと話を整理して持っていけばいいんですよ。つまり、給与は上がらなくなるけど、早く帰れて、異動もなくなる。雇用保障が弱くなるところは、一緒に考えていこうと。こういう話を持っていけば聞いてくれると思いますよ。

ネットのコメントを見ると、大企業の話しだという指摘があった。私もそう思う。
話しは違うが、政府が就職氷河期世代に対する政策を立てても、今更という声が多い。
「痛み分けにしませんか」と言われて、納得する就職氷河期世代は居ないだろう。
就職氷河期世代が下流老人になる可能性が高いことを考えれば、本当に今更のように思える。

もっとも、就職氷河期世代の問題は、別の話しだと言われてしまえば、それまでである。
しかし、それでも、就職氷河期世代の問題は何も解決されない、今更としか言いようがない、と言いたいのである。

まぁ、20代や10代のことを考えれば、議論を進めるべきだろう。10年かかろうが、20年かかろうが。。。

(*´ω`*)モキュ

 

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