「「給付金は一律支給を」困っているのは低所得者も中間層も同じ」。私は反対派。
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「給付金は一律支給を」困っているのは低所得者も中間層も同じ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/285891
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「国民が望んでいるのは支給対象者を絞らない「一律支給」だろう。
立憲民主、共産、社民3党が、新型コロナウイルス感染拡大で困窮する低所得者に1人当たり10万円を改めて給付するための法案を衆院に共同提出した。住民税非課税世帯など約2700万人が対象で、所要額は2兆7000億円を見込む。」
一律給付なら12兆円になる。これは富裕層に対する経済効果みたいなものだ。
12兆円も市場に流れ込めば、否が応でも経済は活性化する。
貧困層は10万円を受け取ってもすぐに無くなるだろうが、富裕層は12兆円ものお金を奪い合うことができる。
そして、富裕層は確保したお金を金融市場に注ぎ込む。
そもそも、普段は自由主義とか言っているのに、状況が悪くなると自由主義を無視するのは何なのだろうか。
自由主義に則れば、飲食店が潰れようが、貧困層が破産しようが、それが自由主義ではないのか。
普段から自由主義を主張している人達は、どこに隠れたのか。
平時に戻ったときに、喉元過ぎれば熱さを忘れるというのは我慢ならない。
「困窮者の線をどこで引くのか。例えば昨年はある程度の収入があったとしても、今年は失業しているかもしれない。このコロナ禍は誰が困窮者になってもおかしくない状況にあるのです。一律支給でさえ4カ月間もかかったわけで、対象者を絞っているうちに困窮者が増え続けますよ」
記事にあるように、生活困窮者に絞って給付する仕組みはない。
しかし、同じように一律給付する仕組みもない。
現時点で日本にあるルールは、零れ落ちた人を生活保護で受け止めることだけだ。
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コロナ禍による一律給付で、ベーシックインカムが話題になることがある。
ベーシックインカムとは、国民へ定期的に現金を支給する政策だ。
しかし、上記でも書いたが、お金を配っても、富裕層に流れて、金融市場に注ぎ込まれるのがオチだろう。
ベーシックインカムで所得保障しても格差が拡大するばかりだと思う。
つまり、定額だと格差が拡がると思っている。それでは、定額でなく比率ではどうだろうか。
例えば、ジニ係数などの指標を用いることで、格差の大きさによって配るお金の金額を決めるのだ。
毎月配るお金が増減することにより、格差を抑え込めるならば、不安も無くなる。
。。。まぁ、何となくオチが予想できてしまう。。。
定額だと格差が拡がり、富裕層は有利になる。
比率だと格差は解消されるが、富裕層は損失を被る。
定額は、まさに資本主義であり、比率は、社会主義である。
定額ならば、格差が拡がり、国民は分断される。
比率ならば、働く意欲が減退し、国際競争に負ける。
「右の売国、左の亡国」とかいう言葉があったが、まさにその通りだろう。
国民は好きな方を選べばいい。私自身は、貧困層に片足を突っ込んでいるので、比率がいい。
ちなみに、比率だと財政規律がコントロールできなくなるから、財務省は定額よりも比率のほうを嫌がるだろう。
ベーシックインカムを比率で考えるべきだと言い続ければ、そのうちベーシックインカムのことを誰も話さなくなるような気がする。はてさて。
(あくまで、素人の憶測なので、鵜呑みにしないでください)
(*´ω`*)モキュ
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