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2021年6月29日 (火)

葬送のオリンピック

「葬送(そうそう)とは、死者と最後の別れをし、火葬場、墓地に送り出すこと。またそのための儀式。」

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東京五輪、中止や延期の世論は「なかったこと」に 朝日・読売も同調
https://www.news-postseven.com/archives/20210629_1671262.html?DETAIL
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東京五輪は「観客上限1万人」で開催──それがさも当然であるかのように話が進んでいるが、多くの国民は「おい、中止するかどうかの議論はどうなったんだ」と憤っているのではないか。

菅義偉・首相も、開催都市の小池百合子・東京都知事も、組織委員会の橋本聖子会長も、現在に至るまで「今夏開催を決断した」と正式に表明していない。国民の前で「開催か、中止・延期か」の議論がなされないまま、そして「開催する理由」も示されないままいつの間にか「開催の規模をどうするか」に話がすり替わった。

「なかったこと」という言葉に釣られた。
新国立競技場の建設で亡くなった人のことが気になったので、ネットを検索してみた。

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新国立競技場の残念な真実。観にくい座席、作業員の過労死も…
https://nikkan-spa.jp/1641342
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昨年12月21日、まばゆい光に照らされ、神宮の杜で新国立競技場のオープニングイベントが開催されたのである。嵐が歌い、ウサイン・ボルトがトラックを駆けるなど華々しいスタートを切った新国立競技場だが、その裏で一人の若者が犠牲となったことを忘れてはならない。  ’17年3月2日、新国立競技場の地盤改良工事に従事していた当時23歳の若者が突如失踪。約1か月後「身も心も限界な私はこのような結果しか思い浮かびませんでした」というメモとともに、長野県の山中で自殺しているのが発見された。

亡くなった人は、数人いるらしい。たまたま運が悪くて亡くなった人もいるとは思うが、ほとんどの人は過重労働が要因に思える。
つまりオリンピックが無ければ、亡くならなかったと思う。

新国立競技場のスポーツでのこけら落としは元日のサッカー天皇杯決勝戦。完成後、初のスポーツ試合ということで注目が集まったが、蓋を開けてみれば酷評の嵐だった。

サッカー界では観にくいと悪評高い日産スタジアムよりは観やすいけど『新しく造ってこのレベル?』って思いましたね。トイレも少ないし、通路は狭い。設計した人に『お前、一度もスタジアムなんか行ったことねえだろ!』って言いたくなるレベルです

座席の幅は決定的に情けない。膝の15cm先に手すりがくるので移動ができません。外国人の方だとなおさら狭いでしょう。わざわざ日本まで来て、高いチケット代まで払ってこれか……と思いますよ

う~ん?
上の記事を引用してみる。

有観客は当然としたうえで“できるだけ入れたい”というのが菅首相やIOCの考え。政府のイベント基準の上限1万人に、大会関係者や小中学生の観客を別枠にするというあの手この手で観客数を上乗せし、開会式は大会関係者やスポンサー枠を含めて約2万人まで入れる方向で調整している。専門家の提言に反する話だ

ん?
まぁ、みなまで言うまい。

オリンピックのために、亡くなった人がいるという事実を忘れないでほしい。
次は3年後か。その次は7年後か。オリンピックの度に思い出してほしい。
これは、葬送のオリンピック。

|ω·`)

 

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