「“意識高い系”という言葉が若者の政治参加を阻んでいる」。ノーガード戦法。
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「“意識高い系”という言葉が若者の政治参加を阻んでいる」大学生が目指す“若者投票率75%”
https://www.fnn.jp/articles/-/235228
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目についたので、すこし感想です。
「――若い世代と話をしていると「政治の話は“意識高い系”に思われるから嫌だ」と言われることが多いです。この状況はどう変えたらいいと思いますか?
尾上さん:
そのことについて私は「“意識高い系”という言葉がどれだけの若者の行動を止めているんだろう」とずっと思ってきました。この言葉は本当によくないと思っていますが、意識が高いのはダサいとか、主張することは恥ずかしいという雰囲気が同世代の中で蔓延しています。これを変えていくには「意識が高いのは恥ずかしくない」と強く言い続けること、一方で「主張する人に“意識高い系”と悪口を言うのはダメだよね」と言っていくことだと思っています。」
意識高い系という言葉で、ふと思った。
私が選挙に行くのは自分の身を守るために行っている。
だから、選挙に行かないのは、自分の身を守ることを放棄しているとも言えるのだが、それはノーガード戦法ではないのか。
つまり、ノーガード戦法の俺ってカッコイイと、すこし中二病っぽい感じに思える。
ブラック労働で痛い目に遭えば、ノーガード戦法なんて言ってられなくなる。
就職職氷河期世代は、まさにノーガード戦法で戦って、再起不能でリングを去った者が多いと思う。
それでも、ノーガード戦法を貫きますか。
「――若者を投票に向かわせるソリューションとしてネット投票が言われていますが、これは効果があると思います?
尾上さん:
投票に行きたかったけど物理的に行けなかった層は取り込めると思います。たとえば大学には地方から来て住民票を移してない学生がいるのですが、これまでは地元に帰らないと投票できなかったのがネットだと投票できるようになりますね。ただ選挙に興味が無い層に「ネット投票だから投票しよう」と言っても投票するのかなという疑問は正直あります。」
ネット投票は現状では難しいと思う。
選挙の原則として、普通選挙・平等選挙・秘密選挙・自由選挙・直接選挙がある。
ネット投票だと記録が残ってしまうので、秘密選挙になり得るのかが疑問である。
また、投票箱や投票用紙と違って、不正選挙も容易にできそうで怖い。
この辺りの技術的な問題があるのだが、外国ではこの技術的な問題はクリアされているのだろうか。
もしクリアされているのなら、その解決方法が日本で周知されていないことが疑問である。
ω·`)
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