「迫る就職氷河期世代の老後困窮」。生活困窮者を救うために、他の生活困窮者が犠牲になる。
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迫る就職氷河期世代の老後困窮、2040年に生活保護費の総額は9兆円規模に
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/89233?imp=0
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「世帯主が労働年齢期にあるときに非正規であると、退職金や年金が不足するため、退職後に生活保護の対象になる可能性が高い。非正規労働者の比率の推移から計算すると、2040年における高齢者向けの生活保護費は、現在の3.8倍となる。これを賄うためには、消費税率を2.5%ポイント以上引き上げる必要がある。」
いやいや。
生活保護が増えるのは分かる。
問題は消費税だ。
消費税は、逆進性が高いと言われている。つまり低所得者の負担が大きい。
これでは、生活困窮者を救うために、他の生活困窮者が犠牲になる。
こんなことで社会が良くなるわけがない。
消費税の意義として、広く浅く徴税するというのは分かるが、これで納得する奴はいないだろう。
なんか、国民と国民が対立して、それを高みで見物しているというシチュエーションに見えて、漫画なんかでよくありそうな展開である。そして、「悪魔的策略だ!」とかいうセリフがあって場面を盛り上げるのだが、なんかそんな感じである。
まぁ、しかしながら、国民が選んだことだから、仕方がない。
生活困窮者を犠牲にすればいい。その結果、無敵な人が跋扈しようが、それも国民が選んだことだから、仕方がない。
この国がどのような形かといえば、
自助
↓
自己責任
↓
知らない奴が悪い
↓
騙される奴が悪い
となる。
記事では、負担の大きさを例示するために消費税を用いたと思うので、必ずしも消費税とは限らないと思うが、その辺りはどうなのだろうか。
そんなことを考えていたのだが、以下のような記事がでてきた。
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持続的な賃上げ、実現に意欲 将来の消費増税「有力な選択肢」―宮沢・自民税調会長
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021111901177&g=eco
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「―将来的な消費税増税の可能性は。
(社会保障の)制度は同じでも、(高齢化により対象となる)人数が増えることで財政支出がその分増える。そのときに消費税も、かなり有力な選択肢として議論されることは間違いない。」
いやいや。ないない。
しかしながら、国民が選んだことだから、仕方がない。
(憶測で書いているので、鵜呑みにしないでください。間違っていたときはゴメンナサイ)
|ω·`)
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