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2022年1月 9日 (日)

「「金融」に頼る国の悲劇的な末路とは」。ちょっと面白い。

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ほとんどの日本人が知らない金融危機の裏側
https://toyokeizai.net/articles/-/477281
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1月1日のブログで「金融って何だろう」と書いたので、気になった記事です。

メーリング氏の著書『21世紀のロンバード街』を翻訳した山形浩生氏による「訳者あとがき」を抜粋、編集してお届けする。

書籍の宣伝かな。
私は、読むのが遅くて積み本になっているので、ちょっと読めないかな。
そもそも、労務とITを少し分かる程度で、金融はまったく分からない。
基礎知識がないから、たぶん読んでも理解できないと思う。
そんな訳で素人の感想です。

マネービューはまず、そもそもお金とは何か、というところから始まる。最近この「お金とは何か」談義はやたらに多い。

銀行預金をもとにして、さまざまな証券=借用書、手形、クレカ取引等々が発行され、それを使った決済や精算も日々行われる。
つまりお金は、

黄金/基軸通貨
自国通貨
銀行預金
証券

といったような階層構造になっている。上にいくほど、本物のお金っぽい。下に行くにつれて、信用、信用の信用、という具合に信用の度合いが高まる。物事がスムーズに動いていれば、そのちがいはあまり意識されない。でも、スムーズに動かなくなったら、それが極度に意識されて、下のほうのものはもはやお金扱いされない。どこまでが「お金」かは、状況に応じて変わってしまう。

錬金術でお金が増えていくようなものか。
例えば、PS5を買うとき、なかなか入手できなければ、ネットオークションで定価よりも高値で出品される。
これは単純に資産価値が上がったと言える。
資産価値が上がれば、それが金融市場に反映されてお金が増えていく。
もちろん、全員にPS5が行渡れば、資産価値は下がる。

お金の創造でよく言われるのは信用創造だ。それはそれで、よく分かるのだが、それよりもリスクマネーのほうが重要な気がする。

「リスクマネー」、「信用拡大」、「信用収縮」を考えると、金融の仕組み上、景気が良いときは加速度的に勢いが増し、その信用が限界まで伸びきると、それが一気に反転するような気がする。
分かりやすく言うと、景気が良いときは、どんどん狂気じみていき、景気が悪くなると、一気に錯乱状態になる。

資本主義の仕組み上、「信用拡大」、「信用収縮」は必要なのだろう。
しかし、リーマンショックのようなことを起こさないためには、信用を限界まで伸ばすのは悪手のように思える。
。。。思えるのだが、まだまだ伸びるという期待値がリスクマネーを支えているため、止めるわけにはいかないのだろう。
結局は、「信用拡大」、「信用収縮」を繰返す。そして場合によっては実体経済にも悪影響を及ぼす。

金融で何が問題なのだろうか。
ひとつは、実体経済と金融経済の乖離、これはよく言われることだ。
もうひとつは、格差の助長だろう。そして、格差が拡大するだけでなく、お金が金融市場に留まって、フローが流れなくなる。そんな気がする。

貯蓄から投資へというキャッチフレーズがよく言われるが、リスクマネーや階層構造などの金融リテラシーの理解度は十分なのだろうか。う~ん。
個人的には、投資よりも消費してほしいと思うが、私自身は老後が心配なので、お金を貯めなければならないと思っている。
投資?
そんなものは才能のある奴がやればいい。

もうひとつ、金融の記事の感想です。
これも書籍の宣伝かな。

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「金融」に頼る国の悲劇的な末路とは? 国と国民を貧しくする「金融の呪い」の恐ろしすぎる真実
https://diamond.jp/articles/-/291885
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ロンドンのシティでも、イギリスの優秀な頭脳に関して、これに酷似した現象が現れていた。

イギリスの政治家連中も同様に、派手なプライベート・エクイティの大物たちや、銀行の経営者、会計士、財テク企業のCEOに取り込まれている。「金融業界は、天才的なロケット科学者を、宇宙衛星関連産業と競り合って吸い上げていってしまう」とは、金融の台頭と経済成長に関する研究発表をした有名な学術研究者たちの言葉である。

「結果として、違う時代に生まれたならば科学者としての道に進み、がんの撲滅や火星への有人飛行という夢に向かって人生を捧げたかもしれない若者が、今やヘッジファンド・マネジャーになることを夢見ているのだ」

政治の世界からも、金融の専門知識を持つ優秀な人材が高収入をうたう金融業界へと流れ、結果としてイギリスでは無能な首相が続いている。有能な首相候補の多くがヘッジファンドに流れ、カネにまみれて持てる才能を生かしきれていない現実がある。そのような政治における焦点の大きなぶれが、本来であればバランスのとれた国内の発展を阻害し、さらなる悪循環を招いている。

有望な業界に優秀な人材が集まるのは、あたり前である。
全体としては不都合であって、個人としては合理的な判断である。それは個人の自由であり、その自由は侵害できない。
だから、呪いなんだろうね。

通常ならば、巨大な金融セクターから市場の他の分野に対して投資を期待するところだが、現在までのところ、真逆の現象が生じている。1世紀ほど前までは、銀行融資の8割は実体経済を担う企業への融資であったが、今では主に銀行間貸借や住宅と商業不動産分野に流れ、イギリスの銀行貸し出しのうち、金融セクター以外のビジネスに回るのは1割強にすぎない。すなわち、イギリスにおける非金融分野への投資は、イタリアの水準すら下回り、G7各国の中でも最低水準だ。この傾向は長期的なもので、1997年以来、OECD諸国―それもメキシコ、チリ、トルコを含む上位34ヶ国のうち最下位で推移している。

面白いなぁ。

難しい政治課題への対処から逃避し、不景気の埋め合わせをするために、歴代政権は金融緩和策などを掲げ、結果として1960年代以降には、潜在的な経済規模の3倍の速度で銀行の資産が膨らむことを容認した。しかし、この資産のほとんどは金融セクター内で循環しているだけで、本来それを必要とする人々に、そして実体経済には回らず、完全に乖離した形で存在してしまった。金融化の時代の変化は、通常のビジネスや市井の人々とは無関係のところで起こったものなのだ。

実体経済に回らずとある。いいねぇ。面白い。
これはイギリスの話しだが、日本はどうなのだろうか。
政治家は把握しているのだろうか。

(最近は、ずっとDead Cellsというゲームをやっている。もう何ヵ月もやっている。揃えられるアイテムは全て揃えた。もちろん攻略サイトを参照した。残すはヘルモードのクリアと、中ボスとボスのノーダメージ撃破だけだ。まぁ、ノーダメージ撃破は無理そうなので、ヘルモードのクリアを目指したいのだが、瘴気システムがムズい。そういえば、新しいDLCが追加された。いやはや、まだまだ時間がかかりそうだ)

(憶測で書いているので鵜呑みにしないで下さい。間違っていたときはゴメンナサイ)

|ω·`)

 

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