「維新がふわっと支持を拡大」。ふわっとした支持が重要。
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「日本維新の会」はこの勢いのまま野党第一党になれるのか《奈良に続き、和歌山・京都でも…》
https://news.yahoo.co.jp/articles/d84b926040b2852e61874312e181f251ec74699c
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目についたので、すこし感想。
「維新の躍進は、松井一郎さんによる維新の組織運営が上手くいった面に加えて、これらの岸田政権の隙あらば増税・社会保険料引き上げへのカウンターとしての、勤労世帯の生活防衛の延長線上としての維新がふわっとした支持拡大で盛り上がっているものなのだ、と言えましょう。」
国民のみんなが、ふわっと支持している印象を広めることが重要。
逆に言えば、維新に色をつけるのは勘弁してくれという話し。
維新を支持している人って、どんな人達だろう? とか。
無党派で維新を支持している人は、具体的に維新のどんな政策に期待しているのか? とか。
具体的な話しはできないと思う。
ふわっとした支持で連想するのは、小泉旋風である。
「なんか分からないが、日本を何とかしてくれそうな小泉政権を応援する」というものに似ている。(私も20代の頃は、これでした)
結果として、小泉政権でどうなったか。
小泉政権だろうが、安倍政権だろうが、日本は衰退の一途だ。
いやいや、小泉政権と維新を同じにしてもらっては困ると言われそうだが、そうであるならば「維新とは具体的に何なのか?」という話しになる。
そりゃ改革政党と言っているのだから、改革だろう。
現状は、「自民党ではない何か」を求める無党派の人達が応援しているように思える。あとは希望の党の支持層だと思う。
無党派の人で、政治が分からない人は多いと思う(私も、普通の人よりマシな程度で、実際には分からないことが多い)
例えば、ネオリベラル、グローバリズム、移民政策、原発の再稼働など、これらの効果と副作用を具体的に説明してほしいと言われても、説明できる人は少ないだろう。
だから、ふわっとした支持になる。
私は、原発の問題は、高レベル放射性廃棄物だと思っている。将来世代に負担を先送りにしないと言っている人がいるが、まさにこれこそ将来世代に負担を先送りすることになる。
今が良ければそれでいいと言われそうだが、それは「今だけ、金だけ、自分だけ」と同じである。行き着く先は、社会の崩壊である。あぁ、すでに社会は崩壊しているか。
欧州を見ると、ルール作りの重要性を感じる。
台頭している発展途上国を見ると、サイエンスの重要性を感じる。
衰退している日本を見ると、クリエイティブ性の重要度を感じる。
つまり、日本はこの3点が欠けている。
先日、IRが話題になっていた。IRは他から持ってきたアイデアである。
なんか日本って下請けみたいな感じだな。
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さて、衆議院選挙は2021年10月だったので、解散が無ければ2025年10月の任期満了が選挙となる。
参議院選挙は3年毎に半数が改選されるので、前回は2022年7月だったから、次は2025年7月となる。
選挙の度に「政治がよく分からない」と言っている人がいる。
しかし、9割の人は政治が分からないと思った方がいい。
ほとんどの人が政治が分からないのだから、不満があれば「政治にNO」、満足しているなら「政治にYES」、でいい。
<政治にNO>
野党を選ぶ(次点の政党を選ぶ)
<政治にYES>
与党を選ぶ
白紙投票
投票に行かない
そもそも野党が分からないと言われそうだが、自民の次点である維新か立憲でいい。何も考えずに次点でいいのである。
野党は期待できないと言われそうだが、そもそも自分自身が不安定な生活なのに、なぜ政治家に安定を提供するのか。
政治家に不安定を提供しよう。そうすれば庶民のことを考えるようになるかもしれない。
野党には政権担当能力がないと言われそうだが、政治が分かる人は政権担当能力について議論すればいい。
しかし、政治が分からないのなら、政権担当能力なんて考えるだけ時間の無駄である。
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庶民が、経済の恩恵を受けたいのなら、消費の活性化だと思う。
消費の活性化のためには「累進課税の強化」、「応能負担の強化」、「貯め込んだら増税」が必要だと思っている。
優先すべきはフローである。
例えば、黒田バズーカをやっても一部の人にしか恩恵はなかった。庶民が潤ったという話しは聞かない。
バラマキや規制緩和しても、小泉政権や安倍政権で起きた実感なき好景気しか生まれない。
繰り返し書くが、必要なことは「累進課税の強化」、「応能負担の強化」、「貯め込んだら増税」の3点である。
さて、バラマキや規制緩和すると、なぜ実感なき好景気になるんだろうね。ウフフフフ。
(憶測で書いているので鵜呑みにしないでください。間違っていたときはゴメンナサイ。謙虚に。謙虚に。)
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