「「支持せざるをえない」維新“医療窓口負担を一律3割”を提言」。おぉ?
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「支持せざるをえない」維新“医療窓口負担を一律3割”を提言…実現すれば数兆円規模の削減にネット評価
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b1458fce9b9972dc9a331712261af24c5017166
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「医療という巨大産業を構造改革して生産性を向上し、患者のために窓口負担を適正化(原則一律3割化)することで医療サービスの質を高め、結果、公費・社会保険料の負担は圧縮され新たな財源も生み出される。そうすれば、少子化対策としての「支援金」などの新たな実質増税は不要になり、さらには現役世代の社会保険料を軽減することも可能になります」
おぉ。
。。。。。ん?
多くの人が賛同しているようだが、いざ自分が老人になったときは、逆のことを言うと思う。
さて、3割負担になったら、どうなるか。
高齢者が病院に行かなくなる。もしくは、行けなくなる。結果として、病院の経営が苦しくなって、病院が減っていく。
病院が減ると、どうなるか。医療の質が悪くなる。人材の質が低下するので、悪徳な医療機関が湧いてくる。
病院が減るから、近くに病院が無くなる。仕方なく、病院を維持するために、公費が投入されることになる。もしくは、無医村を我慢することになる。
そもそも、高齢者が長距離を通院できるとは思えない。
また、薄利多売でなくなるから、医療費が高くなることが予想される。そして、医療機関が減るのだから、専門毎に細分化された医療が縮小されていく。
まさか、自分達の環境は何も変わらないと思っているのだろうか。
どこまで、そんな状況を受け入れる覚悟があるのだろうか。
現時点でさえ、生活保護の高齢者が多いのに、その生活保護が加速されていくだろう。生活保護を悪くは言いたくないが、それでもやはり生活保護になれば自尊心が傷つくことになる。
人の尊厳が軽んじられる社会とは、何だろうか。それが、どんな社会なのか想像できるだろうか。
基本的人権が、なぜ軽んじられるのだろうか。そんな方向に、誘導されているよう気がして不安になる。
そんな不安ばかりの状況で何が注目されるかというと、保険ですよ。安全安心のために、あれこれ保険への加入をお勧めしますということになる。
安心は、金で買える。まさに、資本主義を体現した社会になる。もちろん、貧乏人は買えない。
医療制度改革と言っているようだが、過去の規制改革などで日本が良くなったというイメージが、私には全くないのだが。
まぁ、極端なことを書いたが、これは、そんな簡単な話しではない気がする。社会を維持するためには、最低限のコストが必要なんだと思う。何でもかんでも合理化すれば良いというものではないだろう。それを無視すれば、どうなるか。現状の日本がその答えかもしれない。
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さて、衆議院選挙は2021年10月だったので、解散が無ければ2025年10月の任期満了が選挙となる。
参議院選挙は3年毎に半数が改選されるので、前回は2022年7月だったから、次は2025年7月となる。
選挙の度に「政治がよく分からない」と言っている人がいる。
しかし、9割の人は政治が分からないと思った方がいい。
ほとんどの人が政治が分からないのだから、不満があれば「政治にNO」、満足しているなら「政治にYES」、でいい。
<政治にNO>
野党を選ぶ(次点の政党を選ぶ)
<政治にYES>
与党を選ぶ
白紙投票
投票に行かない
そもそも野党が分からないと言われそうだが、自民の次点である維新か立憲でいい。何も考えずに次点でいいのである。
野党は期待できないと言われそうだが、そもそも自分自身が不安定な生活なのに、なぜ政治家に安定を提供するのか。
政治家に不安定を提供しよう。そうすれば庶民のことを考えるようになるかもしれない。
野党には政権担当能力がないと言われそうだが、政治が分かる人は政権担当能力について議論すればいい。
しかし、政治が分からないのなら、政権担当能力なんて考えるだけ時間の無駄である。
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庶民が、経済の恩恵を受けたいのなら、消費の活性化だと思う。
消費の活性化のためには「累進課税の強化」、「応能負担の強化」、「貯め込んだら増税」が必要だと思っている。
優先すべきはフローである。
例えば、黒田バズーカをやっても一部の人にしか恩恵はなかった。庶民が潤ったという話しは聞かない。
バラマキや規制緩和しても、小泉政権や安倍政権で起きた実感なき好景気しか生まれない。
繰り返し書くが、必要なことは「累進課税の強化」、「応能負担の強化」、「貯め込んだら増税」の3点である。
さて、バラマキや規制緩和すると、なぜ実感なき好景気になるんだろうね。ウフフフフ。
(憶測で書いているので鵜呑みにしないでください。間違っていたときはゴメンナサイ。謙虚に。謙虚に。)
|ω・`)
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