「実態解明なき幕引き優先 自民裏金事件」。自民党劇場。誰得?
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実態解明なき幕引き優先 自民裏金事件
https://news.yahoo.co.jp/articles/6dd5e3e371937ff5af7e4ced7b38565ca8373c1e
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政局は、よく分からないが、すこし感想。
「岸田文雄首相(自民党総裁)が派閥裏金事件で実態解明よりも関係議員の処分を急いだのは、政権の危機的状況を踏まえ「幕引き」を優先したためだ。
安倍派のキックバック(還流)はいつ、誰の意向で、なぜ始まり、継続を決めたのは誰なのか。国民の疑問に一切答えておらず、「政治の信頼回復」には程遠い。」
昔、小泉劇場というものがあったが、これは自民党劇場なのか。
悪名は無名に勝るという言葉があるけど、それなのかなぁ。
どこかの時点で、悪名を反転させるような、仕掛けがでてくるのかもしれない。
「自身の政治責任を果たして初めて信頼回復のスタートラインに立つことができる。」
批判しているような記事だけど、最後に悪名を反転させるような文章を添えるのが、ミソなのかもしれない。
私にとっては、自民党議員が処罰されようが、私の得になることが何も無いのだから、あまり興味はない。
それよりも、賃上げと騒いでいる割には、大企業は上がっているが、中小零細企業は芳しくないように見える。これのほうが私には問題である。
それは格差の拡大である。そして、物価も上がっている。
現在の状態は、私に損しかないのである。
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春闘賃上げ率、中小4.69% 全体も33年ぶり5%超維持 人手不足が押し上げ・連合中間集計
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d324f3a085e9179cebeb2247e767836549da9ad
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「連合が4日発表した2024年春闘の中間回答集計(第3回)で、基本給を底上げするベースアップと定期昇給を合わせた賃上げ率(加重平均)は5.24%(月額1万6037円)となり、過去の最終集計に比べ33年ぶりの高水準を維持した。
焦点となる300人未満の中小組合は4.69%(1万2097円)と、第2回の4.50%(1万1916円)を上回った。」
これは連合に所属している労働組合が対象だと思う。労働組合を組織できて、且つ、連合に所属することができる恵まれたところが対象となる。
そもそも、連合の組合員数は680万人くらいらしい。そして、労働人口は6900万人くらいらしい。
有象無象の中小零細企業は、どうなるのだろうか。神のみぞ知るところである。
また、トリクルダウン理論なんて、洒落たものも存在しない。賃上げの効果を波及させたいのなら「貯め込んだら増税」を実施すべきである。
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さて、衆議院選挙は2021年10月だったので、解散が無ければ2025年10月の任期満了が選挙となる。
参議院選挙は3年毎に半数が改選される。前回は2022年7月だったから、次は2025年7月となる。
自民党総裁の任期は3年である。2021年9月に就任したため、辞任しなければ2024年9月が総裁選となる。
この総裁選で世論を盛り上げて、その勢いで衆議院選挙に勝つことが、与党にとってはベストとなる。
選挙の度に「政治がよく分からない」と言っている人がいる。
しかし、9割の人は政治が分からないと思った方がいい。
ほとんどの人が政治が分からないのだから、不満があれば「政治にNO」、満足しているなら「政治にYES」、でいい。
<政治にNO>
野党を選ぶ(次点の政党を選ぶ)
<政治にYES>
与党を選ぶ
白紙投票
投票に行かない
そもそも野党が分からないと言われそうだが、自民の次点である維新か立憲でいい。何も考えずに次点でいいのである。
野党は期待できないと言われそうだが、そもそも自分自身が不安定な生活なのに、なぜ政治家に安定を提供するのか。
政治家に不安定を提供しよう。そうすれば庶民のことを考えるようになるかもしれない。
野党には政権担当能力がないと言われそうだが、政治が分かる人は政権担当能力について議論すればいい。
しかし、政治が分からないのなら、政権担当能力なんて考えるだけ時間の無駄である。
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庶民が、経済の恩恵を受けたいのなら、消費の活性化だと思う。
消費の活性化のためには「累進課税の強化」、「応能負担の強化」、「貯め込んだら増税」が必要だと思っている。
優先すべきはフローである。
例えば、黒田バズーカをやっても一部の人にしか恩恵はなかった。庶民が潤ったという話しは聞かない。
バラマキや規制緩和しても、小泉政権や安倍政権で起きた実感なき好景気しか生まれない。
繰り返し書くが、必要なことは「累進課税の強化」、「応能負担の強化」、「貯め込んだら増税」の3点である。
さて、バラマキや規制緩和すると、なぜ実感なき好景気になるんだろうね。ウフフフフ。
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拝金主義というものがある。金銭こそが最上のものと考え、何よりも大事に扱うといった考え方や性格のことらしい。
同じような言葉で経済人(ホモ・エコノミクス)というものがある。経済的合理性に徹し、自己の効用・利得の極大化を目指し、他者の効用・利得を考慮に入れることがないということらしい。
そして、「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」という言葉がある。
つまり、プレイヤーとして優秀だとしても、徳が無ければ管理する側に立たせてはいけないということ。
(憶測で書いているので鵜呑みにしないでください。間違っていたときはゴメンナサイ。謙虚に。謙虚に。)
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コメント
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自民党、公明党、維新は政治資金規正法違反で目茶苦茶告訴されています。
しらない人多いでしょ?維新には選挙協力金払い、公明党の政治資金パーティーに自民党重鎮がゲスト参加する関係ですから。
https://www.asiapress.org/apn/category/japan/
検索順が人により違いますので再検索しまくってみてください。驚きますよ。
維新は維新カテゴリ裏金告訴あります。
自民党幹部含め派閥、無派閥関係なく全員アウト政党だと思いますよ。派閥トップが全員告発されていますから。
全然報道されず、国会で追求されてるのに。さすが報道の自由度70位、そんな報道をばら蒔いて責任転嫁してるメディアも情けないですね。新聞と一部ニュース番組でしか見ることができません。残念です。外国ならとっくに自公政府と大阪府政は壊滅されているレベルです。
投稿: | 2024年5月18日 (土) 00時47分