「「石丸フィーバー」なぜ起きた?」。なぜ、これで日本がよくなると思えるのだろうか。
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「石丸フィーバー」なぜ起きた? 「政治が面白い」「人柄を信じられる」と無党派層に言わせた独自の戦略
https://www.tokyo-np.co.jp/article/338573
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「7日に投開票された東京都知事選で、東京では全く新顔の前広島県安芸高田市長、石丸伸二氏(41)が、立憲民主党や共産党などが支援する前参院議員の蓮舫氏(56)を押さえて2位となる見通しだ。主要政党や組織の支援を受けない石丸氏の選挙戦で実動部隊を担い、「石丸フィーバー」(選対幹部)を演出したのは、どんな人たちだったのか。」
都知事選で、石丸伸二氏について、ほぼ知りませんでした。
これだけ話題になったので、どんな政策なんだろうと思って、すこし検索したのだが、特別すごいことを言っているように思えなくて、よく分からなかった。
ただし、マスメディアの質疑応答への返しは、キレていた。なるほど、頭がいい。
むしろ、抽象的な質問ばかりするマスメディアは、如何なものか。ちゃんと仕事してほしい。
私が不信感を感じるのは、読書感想文のような話しとか、政局の話しが多かったりする場合である。もっと、真面目な政治の話しを聞きたい。
投票率 60%くらい
有権者数 1100万人くらい
有権者数に対する票の割合(得票率ではない。得票率とは有効投票に対する割合)
小池百合子 25%くらい
石丸伸二 14%くらい
蓮舫 11%くらい
都民のうち、14%くらいの人が石丸伸二氏を応援したことになる。まあ、こんなもんだろう。
何となく、小泉フィーバーを思い出す。お祭り騒ぎになるけど、実感なき好景気のように庶民は置き去りにされるかもしれない。そんなイメージしか湧かない。
なぜ、これで日本がよくなると思えるのだろうか。
ちなみに、小池百合子氏を応援した割合を見ると、「なるほどね~」と思わずにはいられない。
ウダウダと考えて、書くのにモタモタと何日も掛けていたら、石丸氏へのパワハラなどの批判的な記事も散見されるようになった。
もっと小泉フィーバーのように盛り上げようとすると思ったのだが、そうでもないのかな。
それでも批判合戦すれば、石丸氏の知名度は上がるのか。
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さて、衆議院選挙は2021年10月だったので、解散が無ければ2025年10月の任期満了が選挙となる。
参議院選挙は3年毎に半数が改選される。前回は2022年7月だったから、次は2025年7月となる。
自民党総裁の任期は3年である。2021年9月に就任したため、辞任しなければ2024年9月が総裁選となる。
この総裁選で世論を盛り上げて、その勢いで衆議院選挙に勝つことが、与党にとってはベストとなる。
選挙の度に「政治がよく分からない」と言っている人がいる。
しかし、9割の人は政治が分からないと思った方がいい。
ほとんどの人が政治が分からないのだから、不満があれば「政治にNO」、満足しているなら「政治にYES」、でいい。
<政治にNO>
野党を選ぶ(次点の政党を選ぶ)
<政治にYES>
与党を選ぶ
白紙投票
投票に行かない
そもそも野党が分からないと言われそうだが、自民の次点である維新か立憲でいい。何も考えずに次点でいいのである。
野党は期待できないと言われそうだが、そもそも自分自身が不安定な生活なのに、なぜ政治家に安定を提供するのか。
政治家に不安定を提供しよう。そうすれば庶民のことを考えるようになるかもしれない。
野党には政権担当能力がないと言われそうだが、政治が分かる人は政権担当能力について議論すればいい。
しかし、政治が分からないのなら、政権担当能力なんて考えるだけ時間の無駄である。
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庶民が、経済の恩恵を受けたいのなら、消費の活性化だと思う。
消費の活性化のためには「累進課税の強化」、「応能負担の強化」、「貯め込んだら増税」が必要だと思っている。
優先すべきはフローである。
例えば、黒田バズーカをやっても一部の人にしか恩恵はなかった。庶民が潤ったという話しは聞かない。
バラマキや規制緩和しても、小泉政権や安倍政権で起きた実感なき好景気しか生まれない。
繰り返し書くが、必要なことは「累進課税の強化」、「応能負担の強化」、「貯め込んだら増税」の3点である。
さて、バラマキや規制緩和すると、なぜ実感なき好景気になるんだろうね。ウフフフフ。
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拝金主義というものがある。金銭こそが最上のものと考え、何よりも大事に扱うといった考え方や性格のことらしい。
同じような言葉で経済人(ホモ・エコノミクス)というものがある。経済的合理性に徹し、自己の効用・利得の極大化を目指し、他者の効用・利得を考慮に入れることがないということらしい。
そして、「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」という言葉がある。
つまり、プレイヤーとして優秀だとしても、徳が無ければ管理する側に立たせてはいけないということ。
(憶測で書いているので鵜呑みにしないでください。間違っていたときはゴメンナサイ。謙虚に。謙虚に。)
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