「自民総裁選ポスターは刷新感ゼロ」。ふわふわ。付和付和。不和不和。
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自民総裁選ポスターは刷新感ゼロ!《プロレスの興行か?》“諸悪の根源”目立つ配置に悪評ふんぷん
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1c99a0cebba94d5c8ca298767ad72feead4ca6c
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総裁選なので、一般国民には関係ない話しなのだが、それを踏まえて感想。
「ネット上の反応は「悪評ふんぷん」の投稿ばかり。自民党が21日に公表した、9月12日告示、27日投開票の総裁選に向けたポスターのことだ。ポスターには安倍晋三元首相や岸田文雄首相(67)ら歴代総裁の白黒写真が並び、中央部分には、競争や調和を意味する「THE MATCH」の大きな赤い文字が配置され、その上部に白い文字で『時代は「誰」を求めるか?』とのコピー、下部に「自民党総裁選2024」とある。」
「時代は「誰」を求めるか」、いやいや、「誰を」ではなく、「何を」ではないのか。
人に依存したような話しは、やめてほしい。
誰となると、政策が置き去りにされて、結局は白紙委任状を渡すことになる。これだと、事後の検証ができない。
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おじさん・おばさん目立つ「自民党総裁」候補、若者に一番人気はやっぱり小泉進次郎、2位は?【500人に聞いた】
https://news.yahoo.co.jp/articles/64acc23a2fe68982b4510345e8788caa1b2d8f2a
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「実力は未知だけど、次世代向けの新しい改革をやってくれそうな気がします」
「この中ではいちばん若く、若者や働く世代の声が届きやすいと思います」
これって白紙委任状である。マジ勘弁。
「誰」という人に焦点を当てることによって、風が吹けば、一気に情勢は変わる。そんな期待感があるのだろう。でも、それって、ふわふわな、付和付和だから。
(付和=付き従ってあいづちを打つことや、深い考えもなくたやすく他の説に賛成することらしい)
まずは、日本の強みと弱みが何なのか、具体的なことが話せなければならない。
抽象的な話しや、精神論がでてきたら、望み薄である。
例えば、日本の強みは何だろうか。
科学技術か?
自動車産業か?
農林水産業か?
宇宙事業か?
高速道路で自動運転するために、専用レーンを作るという話しがある。これは凄い気がする。
ライドシェアは、どうだろうか。これは、どこにメリットがあるのか全く分からない。誰得なのか。
社会が分断されていると言われる。なぜ分断しているのか。
資本主義は格差を拡大させると言われている。格差が拡大されたことにより分断しているとすれば、資本主義に問題がある。
もっといえば、資本主義というより金融資本主義に問題があるよう思える。
つまり、金融資本主義をさらに推進して分断を拡大させるか、金融資本主義をぶっ壊して分断を改善するか、どちらを選ぶかという話しである。
最近、カスハラ法がクローズアップされていたと思う。
これはカスハラが、拡大しているから対策したのだろうか。もしそうだとすれば、なぜ拡大するのか。
カスハラと分断に関連性はあるのだろうか。
もしあるとすれば、カスハラ対策した後は、カスハラに向かっていたベクトルは、次にどこに向かうのか。
因果関係があるか分からないが、有るとすれば分断がマグマのように溜まっていく気がする。それでいいのだろうか。
つまり、ふわふわで、付和付和していると、不和不和な状況になって、痛い目を見るかもしれないということ。
誰がではなく、何をするのか、それが重要だ。
事後の検証ができるような、具体的な話しができなければ、話しているとはいえないだろう。
マスメディアは、こんな状況を作り出している。いやはや、すごいね。
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さて、衆議院選挙は2021年10月だったので、解散が無ければ2025年10月の任期満了が選挙となる。
参議院選挙は3年毎に半数が改選される。前回は2022年7月だったから、次は2025年7月となる。
自民党総裁の任期は3年である。2021年9月に就任したため、辞任しなければ2024年9月が総裁選となる。
この総裁選で世論を盛り上げて、その勢いで衆議院選挙に勝つことが、与党にとってはベストとなる。
選挙の度に「政治がよく分からない」と言っている人がいる。
しかし、9割の人は政治が分からないと思った方がいい。
ほとんどの人が政治が分からないのだから、不満があれば「政治にNO」、満足しているなら「政治にYES」、でいい。
<政治にNO>
野党を選ぶ(次点の政党を選ぶ)
<政治にYES>
与党を選ぶ
白紙投票
投票に行かない
そもそも野党が分からないと言われそうだが、自民の次点である維新か立憲でいい。何も考えずに次点でいいのである。
野党は期待できないと言われそうだが、そもそも自分自身が不安定な生活なのに、なぜ政治家に安定を提供するのか。
政治家に不安定を提供しよう。そうすれば庶民のことを考えるようになるかもしれない。
野党には政権担当能力がないと言われそうだが、政治が分かる人は政権担当能力について議論すればいい。
しかし、政治が分からないのなら、政権担当能力なんて考えるだけ時間の無駄である。
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庶民が、経済の恩恵を受けたいのなら、消費の活性化だと思う。
消費の活性化のためには「累進課税の強化」、「応能負担の強化」、「貯め込んだら増税」が必要だと思っている。
優先すべきはフローである。
例えば、黒田バズーカをやっても一部の人にしか恩恵はなかった。庶民が潤ったという話しは聞かない。
バラマキや規制緩和しても、小泉政権や安倍政権で起きた実感なき好景気しか生まれない。
繰り返し書くが、必要なことは「累進課税の強化」、「応能負担の強化」、「貯め込んだら増税」の3点である。
さて、バラマキや規制緩和すると、なぜ実感なき好景気になるんだろうね。ウフフフフ。
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拝金主義というものがある。金銭こそが最上のものと考え、何よりも大事に扱うといった考え方や性格のことらしい。
同じような言葉で経済人(ホモ・エコノミクス)というものがある。経済的合理性に徹し、自己の効用・利得の極大化を目指し、他者の効用・利得を考慮に入れることがないということらしい。
そして、「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」という言葉がある。
つまり、プレイヤーとして優秀だとしても、徳が無ければ管理する側に立たせてはいけないということ。
(憶測で書いているので鵜呑みにしないでください。間違っていたときはゴメンナサイ。謙虚に。謙虚に。)
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